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ハイキング・鳴神山
飯塚 陽子

山行日 2005年5月14日
メンバー (L)飯塚、内山

 新緑と花の季節に登るのに最適の「鳴神山~吾妻山ハイキングコース」を歩いてきた。今回同行してくれたのは、1月の雲取山以来、久しぶりのご対面の内山さん。
 東武線新桐生駅で合流し、タクシーで鳴神山登山口まで入る。タクシーの運チャンの話では、朝方雨が降っていたとのことだが、天気はだいぶ良くなってきているようだ。
 新緑の眩しい登山道をひたすら登り続けていくと、山頂直下で「カッコソウ」の群落に出会えた。カッコソウは、サクラソウに似ているが、そのピンク色は、サクラソウよりもやわらかく、なんとなくはかない感じの印象を受けた。
 この花は、出会える時期も難しく、またこの地域にしか咲いてない為、心許ない登山者に荒らされない様に、大事に保護されている。そんな花にずっと会いたいと願っていたうっちさんは、とても感激して嬉しそうに何枚も写真を撮り続けていた。もちろん、この日に花の名前を知った私も。その花の可憐なかわいさに感激でした。
 この後、鳴神山山頂でも、珍しい白いイワカガミや、山頂をとりまくつつじの大群落にまたまた感激。
 そして、ここから続く吾妻山までのコースには、とぎれることなく、つつじの花が咲いていて、なかにはしだれるように花がついている大きなつつじもあり、それは見事であった。
 また、鳴神山山頂では、ハイカーで賑わっていたのに、山頂から吾妻山までのコースでは、数人のハイカーとすれ違っただけで、静かに山を楽しめたのも良かった。
 道端の小さな花々を、うっちさんに教えてもらいながら歩いていくうちに、吾妻山に到着。吾妻山は、桐生市が一望できる気持ちの良い山頂である。ここでJR桐生駅の方向を確認し、そこに向かって下山した。
 このコースは、花の宝庫であることを実感できたが、また季節を変えても訪れてみたいいい山だった。うっちさん、お疲れ様でした。

つつじにかこまれて

〈コースタイム〉
登山口(09:50) → 鳴神山山頂(11:20) → 吾妻山(15:45) → 桐生駅(16:50)


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