トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ320号目次

天城万三さんを惜しんで
原口 藤雄

 昨年の12月20日に亡くなられました。先輩は元会員で、本名見澤繁幸さんと言う。私が岩つばめの編集をしている頃に、当時住んでいた岡山から葉書でお叱りの言葉をいただいたことを思い出す。誤字、脱字が多いとのことなどが書かれていて、とても励みになっていました。だがお会いしたことがなく、どんなオッサンなのかと想っていました。長久氏のお葬式のときに一緒にお骨を拾いあったが、話し合うことがなかった、残念。
 新ハイキング誌の編集長を昭和52年から平成3年まで務められ、激職に耐えられ、酒や女の子との武勇伝は数限りなくあったとのこと、コラムで見聞きした。若い頃、丹沢の道志、日の出屋旅館に泊まったときのこと、若い女性会員と良い雰囲気になり、事に及ぼうとした時にモートーのかけ声と共にじゃまがドヤドヤと入って来たとのこと、大したもんだ。それが誰かを聞いておくべきだったと思っている。
 享年84歳、ご冥福をお祈り致します。
合掌
 著書に『八方破れひとり旅』


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ320号目次