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集中山行・会津駒ヶ岳
その3 大杉林道
西尾 弘資

山行日 2005年10月9日~10日
メンバー (L)三澤、原口、鈴木(章)、飯塚、川崎、峯川、西尾

 8日19:00久喜駅西口に鈴木(章)、飯塚、川崎、峯川、西尾の5名集合。皆さん時間厳守、エライッ!西尾車で久喜ICから東北自動車道に入る。西那須野塩原ICを出て、高杖に建築中の三澤別邸へ向かう。三澤邸には、22:00少し前に到着。先に到着していたパーティーは既に十分すぎるアルコールが入り、盛り上がっている。
 朝、沢隊を見送り、ゆっくりと出発。七入の駐車場に車を置き、バスで御池まで行く。尾瀬に向かう人が多く、皆ザックが小さいが、我々だけ大きな荷物。雲行きが怪しいので、雨具とスパッツを付け、10:20大杉岳に向かって出発。道は下草が刈り払われており歩きやすい。前にも後ろにも登山者の気配はなく、またすれ違う人もなく、静かでどうもこのコースは我々だけのようだ。クマさんには遭いたくないが。
 キノコを探そうということで、道の両側をキョロキョロと探す。ブナハリ、クリタケ等があったので収穫。12:00大杉岳(1,921m)に到着。
 大杉岳を後にし、尾根づたいに大杉林道を暫く進むと、シラビソの樹の幹にハンドボール大のサンゴハリダケを発見。でも生えている位置が高すぎて、ストックを使っても手が届かない。「きっとあれは不味いに違いない」などと、イソップ物語のキツネのようなことを言って諦めようとしたが、原口さんが、長い木の枝を拾ってきて、叩き落とそう頑張る。そして粘った結果、見事サンゴハリダケをゲット。原口さんの執念に一同感激。
 13:35送電小屋に到着。この小屋は、送電線巡視員専用の緊急避難小屋であり、一般の人は利用出来ない。この辺りの紅葉は見事、とても綺麗。しばらく行くと、先頭を歩いていた峯川さんが、シラビソの倒木に生えたヌメリスギタケを発見。かなりたくさんあり皆ホクホク顔。
ヌメリスギタケ収穫中  15:30大津岐峠に到着。早速、キノコのおろし和えやキノコ鍋などキノコ三昧の宴が始まる。西尾は、日頃食べ慣れないキノコを食べたせいか体調を崩す(あれも当たったというのでしょうか? 私一人の症状だったけど???)。
 翌朝、草紅葉が美しい尾根道を行く。駒ノ小屋に近づくと痩せ尾根になり、ハシゴも掛けられた場所があった。駒ノ小屋の目の前でバッタリと箭内さんと遭遇。小屋に入ってみると、金子隊は、もう酒盛りを始めている。

草紅葉の中を行く中門岳山頂

 集合時刻まで時間があったので、早足で中門岳まで往復することとする。滑りそうな木道に気を付けて進む。池塘と草紅葉が美しい。小屋からこの辺りは人が一杯。
 中門岳の標識の前に到着するが、池のすぐ前にあってどうも山頂という感じがしない。時間がないのですぐにとって返し会津駒ヶ岳山頂に向かう。09:50会津駒ヶ岳に到着。金子隊と紺野隊と斉藤(篤)夫妻も合流し、みごと集中成功。
 この後、皆で駒ノ小屋で酒盛りをしたが、運転手達は早めに下山して車を回収し、後発組を迎えた。
会津駒ヶ岳山頂大集合  下山後は、檜枝岐村の日帰り温泉・駒乃湯で入湯。その後、三澤さんお薦めの舘岩村の「曲家」という蕎麦屋で新蕎麦を食べる。なかなか美味しい、満足。そして高杖の「井桁豆腐店」で名物の赤蕪漬けを購入。ここの豆腐は美味しいが、もう売り切れていた。塩原付近の渋滞を心配して道を急いだが、それほどでもなく車はスムーズに流れ、車中で話題となった塩原名物「スープ焼きそば」を食べるにはお腹も空いていないので、本日はやむなく断念。東北道は時々渋滞もあったが、19:40久喜駅前で解散。お疲れ様でした。

〈コースタイム〉
10/9御池(10:20) → 大杉岳(12:00) → 送電小屋(13:35) → 大津岐峠(15:30)
10/10大津岐峠(07:15) → 中門岳(09:25) → 会津駒ヶ岳(09:50) → 滝沢登山口(12:40)

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