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クロスカントリースキー@会津
小堀 憲夫

山行日 2006年3月11日~12日
メンバー (L)小堀、斎藤(吉)、竹内

 クロスカントリースキーは、まだ三峰に入る前に北八ヶ岳周辺などで友人達とやっていた。板が軽く、スキーが格段うまくなくてもハイキング感覚で楽しめる。華麗なテレマークターンが決められなくてもボーゲンでこなせるし、少しの斜面ならシールを張らなくても十分登れる。当時はテントを背負って雪山キャンプを楽しんだり、日帰りで汗を流したり、魚沼で開催されたクロカン大会に出たこともあった。何事にもものぐさで中途半端な私には丁度良い冬の遊び道具だったのだ。三峰に入ってからも何回かクロカンで例会に参加したことがあった。勝部さんの例会で、地獄谷温泉へ行き、猿と一緒に露天風呂に入ったのは良い思い出だ。ただ、何年か前に明さんの例会で白馬の風吹尾根?に行った際、えらい目に会い、それ以来クロカンは履いていない。あの時は皆さんに迷惑をかけた。特に福間さんには一人遅れる私を我慢強く待っていてもらい、本当に面倒をかけた。彼我の差の分からない人間ほどやっかいなモノはない。その後、福間さんに誘われて山スキーの板を買って転向の準備はしたが、それほど一生懸命やることもなく時が流れ、今年になって、気がついたら皆さんについて行けるようになっていた。
 今回、クロカンの例会を出したのは、ほらっ、時々あるでしょ、昔よく通った居酒屋に久しぶりに顔を出してみたくなる時。あんなのりで出した例会だった。丁度、三澤さんが会津の別荘を基点に山スキーの例会を出していたので、そこだけ合流させてもらうことにした。コースは最初山の中のコースも考えたが、今年は雪が多く雪崩の危険があったので、なるべく安全でお手軽なコースを探した。運良く近くのゴルフ場にクロカンコースができていることが分かり、予約した。聞けば近く大会があるという。
 前日の夜、丸三荘に入り軽めの宴会をやった翌朝、ドピーカンの中コースに到着すると、すでに地元の中学生とその父兄及びコーチの集団がトレーニング姿でドヤドヤと集まっていた。我々が用意をしている間に、早くも滑り始めた連中の様子を見ていると、かなり上手い。おじさん3人がコースの中に入るのが悪いくらい上手い。ちゃんとスケーティングってヤツをやっているのだ。やがておじさん達もしかたなくワルイネワルイネとコースを回り始めた。一周2キロほどのコースだった。ヨロヨロドタドタやっているとスーイスーイと中学生の集団が抜いて行く。それでも3周くらいやって一汗二汗かいた。斎藤さんも短めの板を履いて結構早い。竹内さんはテレマーカーでこちらも安定している。足慣らしが終わったので、早めのお昼を食べてから、今度はゴルフ場の外周を大きく回ってみることにした。好天の中を結構長いこと滑った。一周するつもりでいたが、道がよく分からなくなったので、結局もとの道を戻った。合計でハーフマラソンほどは滑っただろうか。心地よい疲労を感じてその日のトレーニングは終了した。
 丸三荘に戻って今度は内蔵のトレーニングに移った。内蔵トレーニングのメニューは三澤さんの山行記録を参照いただきたい。夜から強力メンバーT&F二人が加わり、昼間よりも疲れるトレーニングだったことは確かだ。


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