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余毛沢(余毛野沢)
渡部 章

山行日 2006年7月30日
メンバー (L)鈴木(章)、峯川、前野、石川、山口、道祖土、渡部、(大田)

 久しぶりの三峰での山行、1年半ぶりの沢、期待に胸が震える。
 リーダーの指示で9時10分に歩き始める。山口さんが駅に偶然いたので、急遽合流することとなる。山口さんも久々の例会参加となる。沢の入り口が分からず、それでも10時頃沢に入る(峯川さんのGPS威力発揮)。先行に1パーティあり。
 水量は意外と多く幾つも滝を登って行くと、先行のパーティが停滞している。10mぐらいの滝で、左の滝の水流の基まで行くが、水流が多く断念し、右の壁をトラバースする。滝の上に着くと、先ほどの先行パーティから拍手があがった(エヘン、エヘン)。
予想以上に水量が多いです  さらに5mぐらいの滝を順調に遡行していく。下を見ると前野さんが、わざわざ滝の中を飛沫を浴びて突進している。よほど水浴びが好きらしい。
 峯川さん、リーダーの章子さんは要所、要所ザイルを出して女性のフォローをしている。道祖土さんは駅でリーダーから預けられた、でっかい西瓜を背負ってふーふーしている。途中で私と替わる。
わさび田手前の滝にて  更に行くと、300mのわさび田脇の小沢を抜ける。谷の左側をわさび田に占領されているので、暗くて狭い状態。わさび田が終了する抜けきった所で休憩。章子さんの中国土産の怪しげな枝豆の親分のような食べ物を頂く。味は干し柿、種は硬くて石のようだった。珍しいものを食べて満足満足。
 しばらく進むと右岸に100mの岩登りのゲレンデにもなりそうな岩壁を見ると水量が減り、やがて水も切れ左、左に寄って登り、やがて枝尾根にでる。尾根で沢装備を撤収し最後の登りを、ひーひーいって頂上到着。
 本仁田山頂上で早速章子さんの奢りのスイカを切って8人で食べる。そのスイカの旨い事、旨い事、大田さんは本当に美味しそうな顔をしていた。山口さんは大きいスイカをとって、まだ食べている。皆の顔が5時間の山行で輝いている。やっぱり山は最高だなーってつくづく思う。
このスイカは格別に美味しかったです  下りは、花折戸尾根を1時間30分ほど下り鳩ノ巣駅に着く。
 駅前の食堂で越沢バットレスの岩登りの4人と偶然会いソバと銘酒澤乃井で乾杯し今日1日を振り返る。
久しぶりの沢、リーダーの章子さん、同行の皆さん、ありがとうございました。

本仁田山山頂にて

〈コースタイム〉
7月30日
奥多摩駅(9:10) → 余毛沢入渓点(10:00) → わさび田(11:00) → 右岸大岸壁(12:20) → 源頭・枝尾根(13:00) → 本仁田山頂上(13:55~14:30) → 花折戸尾根~鳩ノ巣駅(16:10)


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