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雁ヶ腹摺山・楢ノ木尾根
勝部 辰朗

山行日 2006年11月19日
メンバー (L)鈴木(章)、箭内、天城、川崎、勝部

 本当に久々の、しっかり歩く山行だ。10年振り位だろうか。ヒジョ~に不安だ。
 天気予報は雨、ヤブ道が予想されるとのことなので、ゴム長靴で行くことにした。
 大月駅に朝集合し、駅のそば屋で朝めしを食い直し、タクシーに乗って大峠へ向かう。天気はやはり悪い。タクシーは真木鉱泉を過ぎて行く。リーダーは「山やめて入って行こうか」とでも言うのかと思い期待したが、そういうお言葉もなく、なおも進む。板倉鉱泉への別れ道も悲しく通り過ぎた。紅葉も終わりかけだが、晴れていればまだ良いかも。
 タクシー代は、大峠まで6,500円位だった。大峠から歩き出す。小雨。雁ガ腹摺山までは良い道で、途中に水場も2,3ヶ所あった。頂上からは、富士山がきれいに見えるはずなのだが、生憎の天気でなにも見えなかった。ここから、大樺ノ頭に向けて進む。昔は大ヤブのルートだっただろうが、今はしし道になっていた。全然問題ない。
雁ガ腹摺山頂  大樺ノ頭を越え大峰へと東へ方向を転ずる。送電線の鉄塔の下を過ぎ、大峰の手前の鞍部(1,409mと1,420.7mの間)で大休止し、のんびり話をしながら昼めしを食う。少し前から雨が少し強くなり、本格的にカッパを着る。
 1,420.7mのピーク(地図上の大峰)を越え、次の小ピークに大峰の祠がある。ここから、方向を南方向に転じて下る。道は問題ない。1,139m(水無山)のプレートのある所の手前30mくらいの所から上和田へ下る新たな道が出来ていた(プレートあり)。おそらく、水無山から上和田への顕著な尾根を使って、道が作られたものと思われる。水無山からの下り始めは、少し分かりにくい所もあり、ちょっとウロウロしたが、落ち着いて下れば、また尾根筋がはっきりとして来る。ピークからの下り始めは、いつも要注意だ。
大峰山頂  落葉の道をカサカサと下る。このルート上にいるのは我々のパーティーだけで、静かでいい山行だ。晴れていれば、所々富士山を右や前に見ながらの山行だったろうと思う。どんどん南へ下り、下瀬戸の民家の裏の道へ降りた。
 バス停に着くと、待ってましたとばかりにバスが来た。猿橋駅経由で大月駅まで帰った。今回、ルートが、ヤブでなく道が良くなっていて早く行けて、大変助かった。10年振りの再デビュー戦には、ちょうど良かった。でも、ちなみにその後4日間、体が痛かった。

〈コースタイム〉
大峠(8:50) → 雁ガ腹摺山(9:30) → 大樺ノ頭(10:10) → 1,409mピーク(11:10) → 1,420.7mピーク(大峰)(12:00) → 1,139mピーク(水無山)(13:00) → 1,098.9mピーク(13:20) → 下瀬戸(14:20)
地図:2.5万図 大月、七保


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