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日和田山
齋藤 吉夫

山行日 2006年12月3日
メンバー (L)小幡、竹内、齋藤(吉)

 12月3日の午前8時前、私は、JR八高線の高麗川駅に到着し後の2人を待ちました。なかなか2人が来ないので不安に思っていると、小幡さんが現れほっとしましたが、几帳面な竹内さんがまだです。携帯で竹内さんと連絡を取るとようやく理由がわかりました。それは、西武線に高麗という駅があり、そっちが計画書に書いてある待ち合わせ場所だったのです。なんと、リーダー自ら間違っていたのです。内心、間違ったのが私一人でなくて良かったと思いながら、タクシーで竹内さんが待つ駅に向かい、9時前にようやく3人全員がそろいました。
 駅から40分程歩き岩場に到着しました。広い岩場は既に大分賑わっており、登るルートを決めるのにも苦労するほどでした。ようやくルートを決定し、まずリーダーの小幡さんが、あの全身筋肉の体でスルスルと上まで登りトップロープを設置し、いよいよ練習の開始です。最初はクライミングシューズで登り、その後登山靴で登ったのですが(私にとっては初めての経験でした。)あまりの違いに驚き、まだまだ本番は先の話だなと痛感しました。
 その後は、竹内さんと2人だけで登りと懸垂などを繰り返し、最後に、靴にアイゼンを装着して登り降りの練習をしました。全く初めての経験でしたが、私にとっては想像以上に難しい作業でした。そのときの火薬の燃えるような臭いが未だ忘れられません。アイゼンを装着した靴と分厚い手袋をはめて行う雪山登攀の難しさを、実感とまではいかなくても、想像できたことが今回の一番の収穫だったと思っています。
 3時半ころに今回の岩登り教室は終了し、途中、東飯能の駅前のちょっと小奇麗なお店で盛り上がり、3人ともほろ酔い気分で帰路につきました。
 小幡さん、竹内さん、今回はお付き合い有難うございました。最後に、一つ白状します。それは、ビレーの最中によそ見をしていたことです。近くで登っていた人があまりにも軽快、華麗に上がっていくものですからつい見とれてしまいました。二度としませんのでお許しください。


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