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集中山行・和名倉山
その2 和名倉沢
荻原 健一

山行日 2006年10月14日~15日
メンバー (L)荻原、高木(敦)、小幡、紺野、山崎、深谷、土肥、天内

(10/13-14)
 前夜に東所沢駅に集合。少数山行が多い私にとっては8人という人数は多く感じられ、今回は集中ということもあり嬉しく感じた。大洞林道出合で車を止めテント設営。この林道は一時井戸沢通いでよく通った林道で懐かしい。雨が降り始めた中、軽く飲んで早々に就寝。
出発の朝 山はガスっていた  翌日も小雨が続いている。温泉でも入って帰ろうかとも思ったが、一応集中なので無気力ながらノロノロとパッキングを始めて6:00頃出発する。
 入渓は進行方向左の橋を使って大洞川を渡り小尾根を右側に乗っ越すようにして入渓する。ここまでの踏跡は明瞭。入渓後も特段難しいところもなく巻き道も明瞭で初心者でも充分連れて行ける感じの沢だ。
枝沢の滝、けっこう豪快  通らずはまだかまだかと思いながら進んでいくと圧倒的な水量と高さを誇る滝が眼前に現れる。通らず入口の15m滝にしては大き過ぎる。結局これが通らず最後の40m大滝と判明して右のルンゼから高巻く。いつ通らずに入ったのかよく分からなかったがそんなにすごいゴルジュじゃないので分からなかった、ということにしておく。
大滝前で 高木さん  高巻きが終わるとすぐ船小屋窪出合だ。ここから先も特段難しいところもなくえっちらおっちら進み、途中釣りやきのこ採りなども楽しむ。魚影は結構濃い沢だが、今回は集中なのでなるべく進んでおこうと思い、竿は短時間でたたむ。途中土肥さんが目の上を切ったが、血はすぐ止まりほっとする。みんな寝不足でたいぶ疲れてきたようなので16時過ぎに標高1470m付近で適当な幕場を見つけ、今日はここまでとする。一日中降ったり止んだりの天気で薪が結構濡れていたが、意外と早く火は付いた。と思ったら豪勢な火があがるまで2時間くらいかかってしまい、寒い夜だった。それでも酒と女性陣の豪華な手料理、申し訳ない程度の岩魚、紺野さんの舞?などを充分満喫でき、楽しい夜を過ごせた。

(10/15)
 今日は集中なので暗い中起床し明るくなるとともに出発する。三峰では珍しい?ことだ。稜線には9時前には上がり、集中時間の30分前に和名倉山頂に着く。既に金子、三澤両Pは到着しておりいい感じになっていた。紺野さんが持ってきた特大ワインなどを楽しみながらいつものように盛り上がる。見晴らしの悪い山頂で記念写真を撮って、金子Pと共に下山開始。市ノ沢に下降路をとるが、下山用の巻き道は明瞭ながらいまいち歩きづらく結構時間がかかる。結局大洞林道出合まで5時間以上かかってしまった。

3パーティー 無事和名倉山山頂で合流

 今回のコースは前々から行ってみたかったルートであり、集中も予定通り出来たので満足度の高い山行だった。ご一緒したメンバーと、予定通り集中してくれた金子リーダー、三澤リーダーに感謝します。

〈コースタイム〉
10/14 仮眠地(6:30) → 入渓(7:00) → 氷谷出合(9:30) → 大滝出合(11:30) → 幕場(標高1470m)(16:30)
10/15 テン場(6:00) → 稜線(8:45) → 和名倉山(9:30~10:00) → 市ノ沢下降 → 林道出合(15:30)

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