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三ツ峠
小幡 信義

山行日 2007年5月27日
メンバー (L)小幡、安齋、別所、深谷、平、齋藤(吉)、金指、三枝、森田(温)、森田(純)、内藤

 当初の予定は1泊2日の予定であったが、週末の天気予報が、金、土と雨マークとなっている。過去、天候不良で決行したものの、テントで仮眠し、何もやらず、朝、虚しく帰ったことを考えると、それは絶対避けたい。水曜日のルームで、前夜発の日帰り計画を告げる。
 5月26日、安齋、深谷、齋藤各車に分乗し、談合坂SA22時集合と決める。私と内藤さんは齋藤車で国立を出発、河口湖ICを出てから道案内を頼まれるが、2回も間違ってしまった。御坂トンネルを右に曲がることは知っていたが、そのまま突っ込んでしまった。Uターンしたいが、長い長いトンネルであった。そんな、こんなで私達は最後の到着となった。普段いかに人任せで乗っていたことを反省する。駐車スペースも少なく、かなりの人が屏風岩をトレーニング場所として訪れているのだろう。その晩は、午前1時頃までテント内で酒を飲みながら談笑し就寝した。
今回の難所? 5月27日 天気晴れ
 11名の人数を何処で講習するか、まず場所を確保しなければと、私は1人駐車場を5時15分に出発、場所は最初から決めていたので、誰も使っていないことを願いながら急ぐ。
 四季楽園手前の丘には5~6張りのテント、まだテント内で朝飯の最中のようだ。丘より屏風岩を見て誰も取り付いていないことを確認し、階段の下り道を行く。岩場に6時着、早い時間のため1人もいなかった。屏風岩の左フェース・アパッチハング脇の階段状の岩場の下にザックを広げ、取り敢えず場所確保に一安心。上部の鶴・亀ルートをクライムしているパーティーがあるときは、時々落石があるので注意が必要だ。
 7時頃、11名全員集合する。安齋氏と深谷さんは、来週の一ノ倉沢・南稜登攀準備でマルチピッチの練習のため30分程して右フェースへ向かう。平さんと内藤さんにも組んでいただき、マルチの練習をと思っていたが、2人は初めての顔合わせであり、ちょっと無理があったようでした。
 朝のうちは肌寒い中での講習も、10時頃になると岩に隠れていた日差しも現れて、ポカポカ陽気の中の講習会となりました。
 実施した内容は次の通りです。
・三点支持
・三点支持での移動
・ハーネス装備
・8ノ字結び
・懸垂下降時のダブル8ノ字結び
・ダブルフィッシャーマン結び
・テープ結び
・マスト結び
・半マスト結び
・プルージック結び
・マッシャー結び
・トップの確保
・セカンドの確保
・トップロープでの確保と支点のセット
・懸垂下降
・懸垂下降時の仮固定
・ロープの巻き方
 岩登り初心者的な内容となってしまいましたが、どこかで活かされれば有り難いと思います。講習中、積極的にアシスタントしてくれた齋藤氏、平さんには感謝しております。また、車を出していただいた安齋氏、深谷さん、齋藤氏、ありがとうございました。

三つ峠での深谷さんの(はず)勇姿

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