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雪上訓練・巻機山
荻原 健一

山行日 2007年4月14日~15日
メンバー (L)荻原、金子、紺野、箭内、橋岡、齋藤(吉)、渡辺

(4/13-14)
 前夜に東所沢駅に集合。今日の仮のお宿は土樽PAのトイレの中だ。といっても便器の真横ではないので臭くはない。ここは厳冬期でも雪がないのでなかなか快適な仮眠地として三峰では結構愛用されているのだ。明るくなる頃出発して巻機山の玄関口清水の集落へ向かう。登山口の駐車場には既に数台が停まっていたが、それ程多くはない。荷分けをして早々に出発。お泊りセットを持っているので日帰りスキーヤーにはバンバン抜かれるが、順調に高度を稼ぎだいたい予定通りのコースタイムでニセ巻機山山頂に到着。ワカンは途中ちょっと使ってみたが、ツボ足でもそれほど潜らずあまり意味はなかった。休憩後、すこし下った避難小屋のある付近(小屋は屋根だけちょっと出ていた)に幕を張った。今日は変な天気で晴れたりガスったりを頻繁に繰り返し、その都度カッパを着たり脱いだり忙しい日だった。幕を張った後は雪訓をする予定だったが、幕場付近はガスっててよく見えないし、寒いし、そもそも疲れてもいたのでここは三峰流を優先し雪訓は中止、即飲み会となったのであった。

(4/15)
 今日はいよいよ本物の巻機山山頂を目指す。といっても幕場から空荷で安全な斜面を30分くらいで到着。
巻機山山頂  若干1名アイゼンを忘れた人もいたが、早朝の稜線の雪もガチガチには凍らず問題なかった。天気は快晴で360度の展望を楽しむ。GW合宿の一つとして出ている朝日山への稜線も良く見える。雪はべったりで藪に悩まされることはなさそうだ。本来はここから米子頭山まで行く予定だったが、稜線の途中にある小ピークのひとつであまり登山意欲が湧かなかったので、割引岳(われめきだけと読むらしい)に向かった。途中の稜線漫歩は、360度雪山に囲まれなかなかのものだった。幕場に戻った後は、一応雪訓で装備なんかも持ってきていたので、スノーバーでの支点の取り方やスタンディングアックスビレーなどの基本的な登攀技術を1時間ほど練習した。
確保訓練  幕場からは雪の付いた快適な斜面を駈けるように(それほどでもなかったかな?)一気に下って駐車場へ。温泉に入る為六日町へ向かい、当初予定していた温泉には入れなかったものの、箭内さんのご活躍ですぐに代わりを見つけていい風呂とうまいそばにありつき一部のメンバーは酒にもありつけご機嫌モードで帰路についた。今回は雪を求めて雪訓で来たが、次回はやっぱり山スキーで行ってみたい山だった。


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