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紫雲山
鈴木 章子

山行日 2007年9月30日
メンバー (L)鈴木(章)、勝部、川崎、森田(温)、石川、前野、河野

 天気予報は前日から雨。例会でもあり、中止にする気持ちはサラサラなかった。中止と言う言葉すら浮かばなかった。
 当日は、川崎さん、勝部さん、石川さんから「いくの?」という問い合わせがあったものの、既に全員電車の中。
 春日部駅、新鹿沼駅で約束の電車に乗り込んでくる。下小代駅には、河野さんが既に雨具を身につけ待っていた。
城山(こちらから登る)  全員、雨具を身につけ雨の中を歩き出した。今回は、ガイドコースを逆から取り付く。下山後、時間があればの話だが、線路の反対側にある「白雲山」も登ろうと考えてのことだった。が、本日は雨。早々に帰ろうが全員の意見だった。
 十九夜塔からの取り付きはすぐ判った。また、十九夜~城山までのコースは、藪こそあったがよく踏まれていて迷うことはなかった。山中は杉林で暗く、雨も重なり登山気分ではない。明るさを探すならば、「白いスギヒラタケ」が所狭と顔を出しているくらいだ。
城山の祠  城山山頂には、4等三角点と石の祠があった。その後暫く行くとガイド通り、赤い鉄塔が出てきた。ここで、「腹が減った」と言うので、昼食にした。雨の中、ゆっくりも出来ず、食べ終わるとすぐ出発。その後も、踏み跡、時折見かける赤テープと地形図を頼りに前進。
低山でも登りあり  突然、「雷電山」のプレート。誰かが付けたのだろう予想外。恐らく420Pとは思うのだが。山中も変化が少なく飽きかけていたので、地図チェックもしないまま、先頭を森田さん、前野さん、河野さんに任せ最後尾を行く。この辺りからだろう方向を見失ったのは。斜面を急下降したら小川に出た。そこから右にトラバースして目前のピークを避け、鞍部に上りきった。此処で左に行けばよかったのでは・・・。
雷電山  右に向かったが戻っている気がした。「コンパスは北方向?」思い込むと修正不可能。ましてや雨の中。こうなれば早く下山したいのみ。幸い里山。電車の音も直ぐ傍。岩峰の下を巻きながら急斜面を下ると、間もなく民家の屋根。駅舎の屋根も見えた。民家の前を通り、県道を横切り、板荷駅へ。電車は出て行った後。あと1時間近く来ない。濡れた服を着替えながら時間を過ごした。それでも歩いてきた気分は楽しい。
 山中3時間25分。今日はこれで充分気分。雨中の藪漕ぎはドーモ気乗りしない。結果もやはり芳しくない。地図を見るのが面倒臭い、展望がきかないからだろう。
 今回参加して下さった皆さん、有難う御座いました。次回は、もっと明るい藪漕ぎを探します。懲りないで参加して下さい。 余談だが、下小代駅は無人駅だが、駅舎は新しく、トイレは水洗になっていた。下山時に利用した駅は、有人駅だった。トイレの掃除は行き届いていたが、男女共同で、昔のままだった。久々に利用すると、中々スリルがあった。

〈コースタイム〉
東武日光線 下小代駅(09:40) → 取付(十九夜塔) → 城山(10:50) → 赤い鉄塔(11:38~12:00) → 雷電山(12:15) → 東武日光線 板荷駅(13:45)


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