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集中山行 両神山
その3 神流川金山沢左俣
橋岡 崇史

山行日 2007年10月13日~14日
メンバー (L)小幡、成田、橋岡

 年に2回ある集中山行、参加したのはずいぶん久しぶりだった。前回はたしか丹沢山だったから、もう3年ぶりになる。あの時を思い出すと忌まわしいヒルの思い出が蘇ってくるのだが、今回はヒルはいない。やったね!ってそれだけかい。
 今回のルートは、直前のルームでも決まらなかった。委員会からのルート提案はなかったし、自分でも調べていなかった。簡単なルート、もしくはえらく時間のかかるルートしかない。私はまあどれでもいいや、という投げやりな気配を横顔に漂わせていた。(byユーミンの曲)
 後日小幡氏からルートの案がメールで送られてきたが、それによると金曜夜発で、上落合橋-赤岩峠-赤岩橋-野栗沢赤岩沢悪谷-赤岩峠(幕)-八丁峠-前東岳というものだった。
 しかし土曜発だと思っていた私は金曜の夜に予定を入れてしまっていた。それで仕方なく金山沢左俣という無難なコースに。
 土曜の午後2時に東所沢集合。メンバーは小幡氏と成田氏と私だが、車には山崎さんが同乗して4人。同乗するなら金をくれなどというベタなギャグは誰も言わない大人のパーティーであった。私の車で行くと音楽は自分のipodの曲を聴けるのがうれしい。他の人はどうだったか知らん。食事は途中、秩父のスーパーで買出しして、すぃんぷるなキムチ鍋となった。
 目的地落合橋の2キロほど手前に通行止めの標識があり、素直な我々はそこにテントを張り始めたが、あとから来た金子車がすごい勢いで突破して行った。早速追いかけることに。
 その夜は金子隊と合同で食事。焚き火もできた。金子隊もキムチ鍋だった。だがあちらの方がちょっとリッチ。
 さて金山沢左俣遡行だが、ルートはこれといって書くことがない。8時出発で1時間くらい遡行するともう水が涸れてきてあまり面白みがなかった。途中シャワークライムがあったが、この時期ちょっとでも濡れると寒い。そのあと、多少道を間違えたが短い沢なのでさほど時間はかからず、10時くらいには稜線にでた。紅葉がきれいだった。
 前東岳の正確な場所に気付かないまま、まあいいかと両神山山頂まで行くと、そこに全員が集合していた。そしてそこで集中終了。しかし声を大にして言いたいのだが、前東岳に行かなくていいのだろうか?両神山頂で集中していいのか?やはり全員で前東岳にいくべきではでないのか?こんなことを気にする私って古いのか?ナウいのか?よくわからないな~。
 帰り道は八丁峠まで鎖場の連続する稜線。以前ひとりでテントを背負って歩いたことがあった。そのときは疲れたけど、今回も足をぶつけて痛い思いをした。
 ということで、久々のすばらしき集中を満喫しました。


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