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大山
箭内 忠義

山行日 2007年12月10日
メンバー 箭内

 12月8日9日10日と3連休になるので鳥取の大山に行こうと計画した。
 2002年、平成14年のお正月に一度車で出かけたが、途中で右ひじを骨折してしまい、12月31日に姫路から一人新幹線で戻ってきたことがある。
 だから車はやめて、飛行機とした。第1日目は米子から、温泉津(ゆのつ)温泉まで行き、日本百名湯で紹介されている、「長命館」に泊まった。2日目は、世界遺産「石見銀山」を観光し、同じく百名湯に紹介されている、玉造温泉「長楽園」に泊まった。ここの露天風呂は、プールのように大きく、混浴です。俺が思わず泳いでいたら、すうっと近づいてきて、俺の横で同じように泳いでいた人がいた。見ると、女性だった。ちょっと感激。アホな奴です。
 10日、大山登山です。
 登山口の近くに大きな駐車場があり、そこに車を止めました。大山登山口と書かれた大きな看板があり、最初は、ずっと階段です。
 地元では人気の山だと聞いていましたが人には誰も会いません。7時でもまだ早いのかもしれません。
 登り始めは太い木が目立つ杉林でした。5分ほど登っていくと、雪が目立つようになって来ました。吐く息は真っ白です。完全冬山装備で来ましたが、大正解でした。なぜなら、直ぐに完全な雪山になっていたからです。
 うっすらと汗をかき始めたなと思ったら六合目避難小屋に着きました。

六合目避難小屋です こじんまりです太陽がガスでかすんで見えます

 ちょっと休憩です。一人ですと、ついついとばし気味になります。
 稜線近くなるとガスがかかってきました。
 太陽がぼんやりと見えます。
 稜線に出ると風は冷たく、痛く、さすようです。それがまた、快感です。
 周りは真っ白な銀世界です。大山一人占めです。
 トレースはありましたが誰にも出会わずに頂上に着きました。登山口から、約2時間です。

大山の頂上です大山頂上小屋と日本海です

 頂上についたらガスが晴れました。360度の展望です。
 日本海がすぐ下に見えます。
 剣ヶ峰の方を回って下山しようかと思いましたが、帰りの飛行機の時刻が気になり、来た道を戻ることにしました。

剣ヶ峰に続く尾根です頂上小屋の前です

 下山しようと、頂上小屋に入ると、登山者が一人休んでいました。ちょうど今、登ってきたところだといいます。
 退職し、大阪から大山の麓に住むようになり、今回で197回目の大山登山だといいます。
 往復4時間あればよいので、ちょうどよい運動なのかもしれません。
 記念に写真を撮ってもらいました。よかったです。
 さて、記念写真も撮ったので、同じコースを戻りました。
 登るときは一人も会わなかったのに、下りになるとたくさんの人に会いました。
 月曜日なので年配の方が多かったです。
 その中の一人のおばちゃんは、何と、今年だけで大山200回目の登山だといいます。
 3日に2回登っていることになります。驚きました。それも、いつも、剣ヶ峰の方まで回っているといいます。
 地元の人に愛されている山なのだと分かりました。
 自分にとっての一名山を持つのもいいかもしれません。
 無事下山し、帰りは、出雲空港から帰りました。チャンチャン。


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