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広沢寺
平 真里

山行日 2007年12月9日
メンバー (L)坪松、齋藤(吉)、森田(温)、福田、平

 いつもの広沢寺の岩トレだった。
 8時に厚木バスセンターに集合。岩場にもっとも近い広沢寺温泉まで入るバスが行ってしまったので、次のリハビリ行きのバスに乗って途中下車。坂を登って弁天岩の前にたどり着く。
 リーダーの坪松さんに、トップロープを張ってもらう。阿弥陀南稜のためのアイゼントレだというので、冬靴にアイゼンをつけ、手袋をした。アイゼンの爪に枯葉がびっしりついたのをはがして、こわごわと足に乗る。アイゼントレの人が多いおかげで、あつらえたように、爪の穴がある。爪を穴に入れてさらに踵を下げると、腰が岩から離れた。ほとんど腕を頼りにガバを目指して登る。足の動きが大きくなり、おそろしくバランスが悪くなった。下手なのかな、やっぱり・・・。
 シングルロープを2本張って、アイゼンで数回登ったあとは、クライミングシューズに履き替えた。フリクションが心地よい。せっかく来たのだから上まで登ることにして(アイゼンを付けて上までゆくことはとうにあきらめていた)、チーム分けをした。
 茂吉さんをもらって、ダブルロープで登ることにする。ここで一番やさしいルートはクラックのところ。で、坪松さんにここを譲ってもらい、私がリード。大丈夫か?
 終了点にルベルソをセットしてコールする。左を見ると、一般ルートを登った3人の坪松隊が懸垂の準備をしている。いっこうに登ってこない茂吉さんを呼ぶこと数度、ロープを引っぱって、という声が聞こえたときは、心底ほっとした。登り口のところで、手がわからなかったらしい。さては人が登るところをまったく見ていなかったか。
 全員上まで登れたので満足し、場所を移動。最後は、左のボルダーピッチ(たぶん)にロープを張ってもらい、順番に登って終わりにした。
 初心者が大勢いるので、心おきなく練習できるのが良い。ヒルが出没しないうちにまた来たい。


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