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沼津アルプス
竹内 豊

山行日 2008年1月26日~27日
メンバー (L)小堀、別所、齋藤(吉)、高木、土肥、飯塚、深谷、竹内

 遭対の帰りに小堀さんが私を元気付けるために誘ってくれた。正直山に向かえるか不安だったが、心遣いをありがたく頂戴し参加を決めた。当日AM6:30に東京駅集合。月末は前夜発が難しい私には都合よい時間に待ち合わせとなった。定刻どおり皆集合して、深谷車に齋藤(吉)・飯塚・竹内。小堀車に別所・土肥・高木、という乗り合わせで出発した。本人達の名誉のために始めに断っておくが決してやかましかった訳ではない。後部座席でしゃべり続けるMOSO女子2名、とすかさず間の手を入れるS氏に私は感嘆した。その才能はハッキリいってすごいと思ったが、私は当然のことながら運転に没頭した。計画だと徳倉山から登るようになっていたのだが、起終点の香陵台からの入山に変更と移動中に計画変更と相成った。ドライブ希望者が回収用の車を下山予定地点の多比まで置きに行き、出発はなんだかんだいって10:30。香陵台から香貫山までは公園道の整備された歩きやすい散歩道だった。しかし四方八方に通っているので分かりにくい。ゴルフ練習場の林道を経て、一般道を歩き、八重坂峠に11:10に取り付く。そこには手作りの看板が立ててあり「いのしし注意」なんて書いてある。なんかほのぼのとした気分になる。横山までは約20分の急登だ。このあたりは先程の公園道とは異なり里山道となる。いくつかのアップダウンを越えて徳倉山12:15到着。
手作りらしき看板はほのぼのとしてかわいい  山頂には大勢の中高年ハイカーがいた。なかなか人気の山なのだな、と改めて認識する。丁度よい時間なので我が隊もお昼ご飯とする。すると流石、リーダー。牛タンの大判振る舞いとなった。私は食料計画を失敗して(笑)、いなり寿司のみだったのでありがたかった。牛タンがあるものだから当然のように酒がでる、運転手の深谷・竹内を抜かして軽く一杯。調子が出たところでふと見るとみかんの木があり、実も成っている。それを見た別所&齋藤さんがすかさず取りにゆく。竹内もまけじと後を追う。木登りして野生の夏みかんを勝手に収穫(よゐこの皆さんはまねしないでね!)する。久しぶりの木登りは童心にかえり楽しい。
 徳倉山から志下峠まではなだらかな道が続く。そして植生も南国のような雰囲気だ。また海の眺望も開け良い気分だ。海の眺望が開けたところで別所さんが「あの辺りにダイビングスポット」があると教えてくれた。すると俺も昔やってたと齋藤(吉)さん。私もスクーバは最近山に集中しているので久しいが、好きな方だ。おっと、こうなったら高橋(俊)もCカードを持っているといっていたので、皆で海底登山にでも行くか。とMOSOが頭のなかに広がった。
ハイキング道を歩いていると突然海が見える! 展望良し  志下峠で重要なリーダー判断により、小堀リーダー・高木さんが下山する。中将宮を越えると道は一般登山道となり、ゴツゴツとした岩が露出している。この辺りには岩ゲレンデもあるのでまた機会があったら行こうと思った。鷲頭山14:40着。そろそろお腹もすいてきたし、日もくれてきた。ここで別所さんから大判振る舞いGODIVAチョコと先程摘んだみかんをもらう。疲れた体にはうまい!多比口峠で多比に16:00下山。そこで運転手2名は車で途中下山した2人を拾い、本日の宿泊地民宿に向かうが多比からけっこう走っても着かない。ちょっと不安になりかけた頃、やっと到着する。先行していた別所、飯塚、土肥、齋藤さんにとってこの車道歩きが核心となった。
 民宿到着以降の詳しい記録は小堀リーダーにお任せするが、食事の時に食べた「舟盛り」「鯛煮付」は流石海辺の町なのでとてもおいしくいただき、その後の宴会では故人を忍び、オリジナルの追悼歌も歌ってもらい、よく飲みそして笑った。ふと面子をみると私が三峰に入会した頃、小堀さん例会での宴会(失礼)メンバーであり、とても、懐かしく、ありがたい山行となった。リーダー、個人的にはそろそろ仮の姿は見飽きたので本当の正体を見せてくだいさませ。よろしくお願い致します。
※注「MOSO」三峰コールはメンバーによって変わるらしい(笑)。


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