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立山
高木 敦子

山行日 2007年11月23日~25日
メンバー (L)高木、三澤、山崎

 スキーシーズンの幕を開ける初滑りはやっぱりここしかない。今年も雄大な景色と、美味しい海の幸を堪能すべく立山・室堂に向かった。アルペンルートは大町からだと乗換えが大変なので、遠回りだが富山から入ることにする。途中で刺身なんぞを買い込み、立山駅から室堂行きのバスを待つが、前日の大雪で2時のバスしか無いという。むむっ、ということは帰りも天候によってはバスが動かないこともありえる?それはまずいなあ、と言っているわりには何も考えずにそのまま乗り込んでいた。
 バスが弥陀ヶ原に出て雲海を抜けると、後方に黄金伝説の鍬崎山が聳え、前方には大日岳の稜線や薬師岳が現れ、さらには剱岳が見えるとまさに大パノラマ。この景色がたまりません。室堂でザックを背負いスキーで雷鳥沢を目指すが、さすがに荷物が重くて堪える。しかし晴天の中の絶景が癒してくれる。さあ、今夜は立山連邦の懐に包まれて飲むぞ~。
室堂手前から望む剱岳。絶景!  翌日、8時過ぎにのんびり出発。やっぱりこの時期はいっぱい人がいる。ゆっくりと雷鳥沢を登り剱御前小屋を目指す。山崎さんはシーズン初めなのでシール登行が馴染めず、結構苦労している。天候もイマイチで心配だ。
 案の定、小屋に着くと風が強い。予定では剱沢を滑るはずだったが、一気に気が萎えてしまった。まあ、シーズン初めだし無理してもしょうがないよね、と軟弱な3人はさっさと下ることにした。雪質はこの時期にしてはなかなか良く、皆思いっきり滑り込んで行った。さすがに中間部はモナカ状になってきたので慎重に下るが、結構苦労させられた。それでもやっぱり立山は滑り応え充分である。この日も満足してビールの美味しいこと。翌日は快晴の中、さっさと滑らずに景色だけ楽しんで下山となった。

雷鳥沢をバックに雷鳥平テン場の朝

 この時期の立山周辺はオススメですよ。スキー良し、登山良し、雄大な景色を見ながらウダウダするのもこれまた最高です。いや~、たまりませんね。んでもって帰りはお魚、ということで魚の駅とやらによって、こちらも堪能しました。欲張りな山行となりましたが、また来年も行きたいもんだね。


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