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二ッ箭山
高木 敦子

山行日 2008年3月16日
メンバー (L)高木、土肥、飯塚

 山はまだ雪のこの季節、のんびり日溜りハイクをしようと色々探して、めったに行かないいわきの山に行ってみることにした。花にはまだ早いが、ちょっとした岩場もあり、私の大好きな西上州の山に似た雰囲気がありそうで興味をそそられたのだ。
 今回はなじみのない常磐線沿線の山のせいか参加者は少ないが、それでも逞しき女性2名、女だけとはいえ岩場の通過には問題ない面子である。しかし賑やかであろうことは誰でも想像できるし、そのとおりの山行となった。
 いつもは玄関までお出迎えする土肥ちゃんが、車を出してくれると言うのでお願いする。たまには家まで迎えがあるというのはありがたいことです。7時柏集合で常磐道に乗り、一路いわきへ。いわき中央ICを降り国道399号線を北上し、二ッ箭山入り口駐車場に行く。ここはトイレもあり開けた明るい所だ。9:40、身支度を整えいざ出陣。のどかな田園風景の中を進み林道に入ると分岐があるが、駐車場の看板があるのでそのまま右へ進む。すぐに尾根を登り始め、〆張場への分岐が出てやっと逆コースに来てしまった事に気づいたが、下るのは嫌なのでそのまま進むことにした。
 11時月山着、少し早いがこれから行く男体山と女体山を眺めながらしばしランチタイム。なかなか絶景です。二ッ箭山まではのんびりと進み、女体山から男体山の岩場を見下ろして、当初の目的の岩場コースを探した。一応登山道は巻くようになっているが、基部を回りこんで男体山の鎖場を見つけ、果敢に挑戦した。鎖はしっかりしているが、ホールドが乏しく体もかなり乗り出すので、下りには使いたくないコースである。なかなか迫力があり面白いが、下りのコースが見当たらず、鎖場の横にあるルンゼを下ることにした。シュリンゲで簡易ハーネスを作り、ロープで懸垂下降をするが長さが足りない。1回ピッチを取り、あとは土肥ちゃんがフリーで降りてしまった。陽子ちゃんと私はさらにもう1ピッチとって降りたが、いやはやなんともハードなハイキングになってしまったが、誰も懲りない所は流石です。
 帰りは小名浜港に寄って、海鮮丼を堪能し、神白温泉に浸かって大満足。天気と絶景とスリルとグルメと温泉・・・。最高ダネ。


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