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日和田山
坪松 聖幸

山行日 2008年9月21日
メンバー (L)坪松、平、斎藤(吉)、若沢

 最近、岩登りの計画をしても天候や仕事の都合で、中止にすることが多く今回も三ッ峠に泊まりがけで練習を計画したのだが台風接近と仕事の関係のため、1日目をクライミングジムで、2日目をゲレンデでの練習としたが、台風の影響は、それほどでもなかったようで、日和田山に行く日の方が逆に天気が悪く雨が降りそうである。今年は、ゲリラ豪雨とか言うのをよくTVのニュースで聞くが、(実際に外出先で突然の雨に出くわす人は、多かったと思います。自分もビニール傘を2、3本仕方なく購入しました。)自分が、ちっちゃい頃から比べると生活環境が明らかに変わって来ていると思う。自分は、ガンダムが好きでよく見ているのだが、そのうちに地球に住めなくなる日が来て宇宙に出てコロニーとかで生活する日がくるんじゃないだろうか。あるいは、北斗の拳のような世紀末を迎えてしまうかもしれない。エコの話になってしまうが、地球の環境を守るためには、今の便利な生活を捨てて、原始人のような生活をするしかないと自分は思う。
 環境問題の話は、ここまでとして日和田山の話をしたいと思う。当日は、6時に起きて空をみてみると曇りで雨が降りそうだったが、予定通りに例会を行うことにし高麗駅に向かう。自分も日和田山には、行ったことが無くてどんな岩場なのか楽しみである。が、駅に着くとポツポツと少し雨が降ってきている。この程度であれば問題無さそうだが、モチベーションは、下がる一方だ。とりあえず行ってみようと日和田山に向かうが、「まんじゅしゃげ」と言う花が見頃らしく、観光客もたくさん来られているようだ。自分は、花とか余り興味はないのだが、どんな花なのかちょっと見物してみたい気分になった。巾着田と言う場所で見られるらしいのだがその道なりに、出店が多数出ておりとても賑わっている。最初、道を間違えて国道沿いを歩いたが引き返して、橋を渡って民家の中の道を15分くらい歩くと岩場が見えた。すでに多数の人数が取り付いており、男岩、女岩とも混雑している。男岩南面の岩溝状の所しか空いてなかったので、そこで、トップロープを張って練習することにした。岩上には、右の踏み後をたどれば、行けるのだが練習にならないので、岩溝を坪松がリードする。濡れていて支点も少なく緊張する。足を左右に開いて身体を突っ張るが、滑りそうで怖い。ホールドも上手くつかめず、本来のルートから右の方に逃げて登っていってしまう。やはりジムの壁とは違うなと感じながら、岩上に上がりトップロープ用にスリングとカラビナをセットする。支点は、とてもしっかりとしているようだ。ロアダウンで降ろしてもらい、一人ずつ練習を開始する。トップロープで安心感はあるが、岩が濡れていて、登りにくそうにしている。うーん・・・。あんまり練習にならないだろうか?身体の使い方のトレーニングには、ならないと思うが、本番に行ったときの染みだしている場面や登らなくちゃ先に進めないときなどの練習には、なるんじゃないだろうかと思った。一人一回ずつ練習した後、ロープを上で付け替えて、左どなりの上部にかぶった岩があるルートを練習する。下から見てみると岩溝に背中で突っ張って行けば楽に行けそうだ。しかし、かぶった所でチムニー内を登ろうとしたが、イメージ通りにうまくいかずに右往左往しているうちに力尽き、結局最後まで登れずに降ろしてもらった。ここを登ったのが平さんで、チムニー内で身体を使わずに外から、かぶった所を突破していった。やはりジムでの練習が活かされているようで登り方も腕力を余り使わないように身体を左右にひねるような感じで登っている。下から見ていてもうまいなと思った。
 雨も降ってきたので、あまり登っていないけれど今日は、やめることにし、軽い食事を取り帰り仕度を整える。時間もあることなので巾着田に咲いている、「まんじゅしゃげ」を見に行ったが、自分には、どう見ても普通の彼岸花にしか見えませんでした。今回は、ほとんど岩登りが出来ませんでしたが天気のいい日に今度は、女岩の方を登ってみたいと思います。


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