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小川谷犬麦谷
アルプス別所

山行日 2008年7月6日
メンバー (L)小堀、別所

 7月4日午後、今週末の沢の参加状況を小堀さんに電話で聞いたら、「誰もいないので中止にしようかと思っていたところだった」と言われるので、「私、行きたい」と申し出たところ「行きましょう」となりました。
 私ごとですが、丁度6月30日に退職になり、さあこれから"黄金の黄昏"に入るぞと自分に言い聞かせていて、後片付等で1週間を過ごし週末を沢登りに当てられたらまずまずの出だしと、一人で納得していたところでした。(この"黄金の黄昏"は直ぐに仕事が入って断ち切れとなってしまう)
 7月5日の夜、新宿駅スバルビル前で落ち合い、小堀車で夜の青梅街道を走る。日原から奥に車を進めると、小川谷に架かる橋の向こうにゲートがあり、進入禁止。橋の手前に車を止め所定の晩餐を行い林道テント泊とした。
ようやく犬麦谷出合  7月6日、犬麦谷入渓まで長いアプローチを汗だくになり「予定では入渓点近くの駐車場に泊まるはずだったのに」とぶつぶつ言いながら、1時間以上歩く。すぐ奥多摩最大のタツマの滝を仰ぎみて、高巻きに入るが体が順応してないのか、滑りそうで、2人ともいやな感じでのぼる。
 つづくモリノ窪瀑流帯では調子も出てきて、出てくる滝を快適に登ったり、巻いたりして静かな奥多摩の沢を味わう。チョックストーンのある10mの滝はリーダーがザイルを着けて登り完登した。
 詰めは連続する小滝をのぼり、七跳山への稜線に出た。そこからアプローチの道まで山道を下った、途中朗々と歌を歌いながら下っている単独行の人と同道した。「いい声ですね」と言ったら「誰もいないと思ってました」と気恥ずかしそうだった。小堀さんはオペラを歌ってたと言った。私は演歌ではないかと思った。
 帰り道、温泉に入ろうと奥多摩駅前、鳩ノ巣駅前と当たったが"休み"や、"終了しました"で機会を失う。食事では川井の手前の宿屋で黒いそばにたどりつき、食べたのが美味しかった。
 帰宅にむかって青梅街道を走っている途中ラジオから道路が大渋滞をしていると情報が入り、サンデー毎日の私は急遽帰宅を諦め小堀邸に泊まることにしてもらった。そして餃子とビールを思う存分いただきカラオケで締めくくったのでした。

モリノ窪瀑流帯核心部チョックストーン10mの滝

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