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奥秩父・ナメラ沢
河野 恵

山行日 2008年9月21日
メンバー (L)紺野、前野、森田(温)、森田(純)、宮野、河野

 初級の沢で確実にリーダーが出来ることを今の目標としています。リーダーの練習をしてみたいと相談したところ、今回の沢を計画していただけることになりました。
 20日の夕方に集合し、道の駅みとみでおでんと湯豆腐をつまみにゆったり宴会、仮眠しました。良い仮眠スペースです。翌日は雁坂トンネル料金所手前の駐車場に車を止めて出発しました。遡行図には久渡沢の釣り場から林道に入るとありますが、この駐車場に止めると20分位短縮が可能です。ガイドブックによる入渓点の橋までの林道では鹿をみました。遡行図ですとこの橋から下に降りて、沢を下ってから入渓となっていますが「ここはナメラ沢の入口ではありません。入口は上です。」との看板がありました。その指示通りに登山道に入り、地図で現在位置を確認し、踏み跡がないかを探しつつ歩きました。10分程進んだところに「ナメラ沢」と書かれたわかりやすい道標がありました。有り難い! そこから明瞭な踏み跡(ほぼきれいに刈り払われてる!)をたどって、50m程進むと入渓点に着きました。遡行図と違うところから降りているので、再び現在位置を確認。久渡沢の本流上にいることがわかりました。準備をして、出発です。 2、3分下ると、分岐があってそこに赤テープが!地形図を確認しましたがナメラ沢出合と確認し、いざナメラ沢へ!
 2条5mの滝も右側を登れば問題なく、遡行図と実際の位置関係にも大きな相違なく、ナメも滑りやすいですが、特に難しいところもありません(ナメで滑って、前野さんが鼻を切ってしまいましたが、大事に至らず。)しかし、倒木だらけで荒れ放題・・・・。夏のゲリラ豪雨にやられてしまったのでしょう。30m、50m、60mの美しいナメ滝、いったいどこのことだったのだろう?それくらいに折れた枝たちに覆われてしまっていました。地獄とはいいませんが、天国のナメにはほど遠い状況・・・、元に戻るのに当分時間がかかりそうです・・・
 倒木を何度もかきわけつつ、手前の二俣まで行きましたが、ここで土砂崩れがあり、これ以上進むのは危険と判断し、来た道を引き返えしました。駐車場に戻って来たと同時に雨も降り出したので、結果的に良い判断となったようです。基本的に自分が先頭を行くようにはしていましたが、5mの滝の下降では紺野さんにロープを出していただいて、引き返した二俣で様子を見に行ったのは宮野さんだし、まだまだです・・・。
 帰りは宮野さんオススメのほったらかし温泉に寄りました。場所が少し遠く大勢の観光客がいましたが、早く下山できたときには良いと思います。テレビでも紹介されていたようです。

〈コースタイム〉
駐車場(06:10) → 入渓点(07:10) → ナメラ沢出合(07:20) → 手前の二俣(09:20) → 入渓点(11:15) → 駐車場(12:10)


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