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奥多摩・大栗尾根
藤井 和義

山行日 2008年10月4日
メンバー (L)鈴木(章)、峯川、山口、渡辺、山沢、藤井、河野、服部、宮野、西尾

 今回のハイキングは、土曜日であることと天気が良いことで私を含めた当日参加組が多く10名の老若男女となった。内、女性は3人、またまた愛称を付けたくなり「ハイジ」「サッチィー」「帰国子女」と命名した、これらは、自分に都合良く解釈して貰うことが基本である。
 さて、バス終点の東日原より林道をゆく、「帰国子女」に山を始めたキッカケを尋ねたら、初めて陣馬山に連れて行ってもらった折の素晴らしい感動とのことであった。
 1時間半歩いて滝上谷橋に着いた、小休止後橋の脇から踏跡を辿って滝上谷沿いの道を登ってゆく。
木橋を渡り大栗尾根に取り付く  20分で右岸の大栗尾根に取付き、さらに1時間急坂を登って1本の栗の巨木がある緩斜面で大休止となった、ブナや広葉樹が多く明るい気持ちの良い場所である。また、この尾根の北西斜面の一部分には珍しく唐松林が見られた。
大栗尾根の由来?立派な栗の巨木でした!  急登の途中で「サッチィー」が「アラ、足がつっちゃった」とか何とか。いつものソプラノが湿っていて体調がいまいちの様子だ。面倒見の良い「ハイジ」が張付いて世話をしていた。歩いている時は少し汗ばむ位だが、休憩していると秋の空気が肌を冷やす。皆の腹が整った後、今日の核心部へ向かうことになる。ずーっと先頭を軽快にリードしてきた初対面の「ロバート・デ・ニーロ」が相変わらず露払いで岩稜に取付いて左側のルートを登る。2番手も初対面の「帰国子女の兄」43才、渋い男前である。ヒノキとアセビが岩の隙間に根を張り巡らしていて、手掛り足掛りを大いに助けてくれる。それにしてもガイドに書かれている様な凄さは無かった。
 程なく長沢背稜の縦走路に飛び出し、それを横切って上に向かうこと3分で「大栗山」に到着である。記念写真を撮ってから一杯水に向かう。「湘南オールドボーイ」の様子は、久しぶりの山歩きにもかかわらず、急斜面の登り以外は問題無しである。

核心部?の大岩は左側基部を登る個性的な面々で記念写真

 一杯水の避難小屋で、水場の様子を見に行った「ハイジ」から「枯れてしまっている」との調査報告があった、帰りのバス時間を考慮しつつヨコスズ尾根を東日原のバス停へ向けてユルユルと下降する。いつも元気な「若旦那」は、先日痛めた膝の具合が良くないらしく途中からシンガリを勤めていた。
 奥多摩駅迄戻って風呂に入った後、例の店で大飲夕食会となる、懐かしい「素浪人」の笑顔も在る。ラケットの扱いは超一流だ。それから多分野に深い知識を有している「コニャック博士」も絶好調だ、この博士と音楽、特にジャズの話で大いに盛り上がった。いい仲間が増えてなによりだ、その仲間と楽しい一日を過せたことに感謝・感謝。

〈コースタイム〉
東日原バス停(09:05) → 一石山神社(09:35) → 滝上谷橋(10:30~10:40) → 中段歩道分岐・木橋(11:02) → 巡視路(11:20) → 1368ピーク(12:05~12:15) → 大岩(12:30) → 長沢背稜(13:00) → 大栗山(13:05~13:30) → 一杯水避難小屋(14:10~14:20) → 東日原バス停(15:50)


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