トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ329号目次

荒船山
澁谷 聡子

山行日 2008年11月15日~16日
メンバー (L)佐藤、前野、石川、澁谷

 前夜22:30に高田馬場に集合し、その日は甘楽PAで仮眠をします。既に先客もありましたが、なかなか快適。真夜中のおでんも美味しく食べられるから先が怖い。
 翌朝は軽井沢ICより一本岩を見物後、相沢へ。登山口に3台分の駐車スペースがあるとのことでそこまで車ではいります。他に停まっている車はありません。
 9:50頃にゆっくり登山口を出発。最初は色のついた落ち葉の中を、そして登るにつれて上の方は茶色の落ち葉の中を歩きます。枯葉カサコソ気持ちのよい晩秋のハイキングです。トモ岩との分岐少し手前の急坂には、木の階段がついています。ガードレールのような柵はありますが、だいぶ崩れていて結構滑りやすい道でした。気温も高くなり、上りは汗をだいぶかきました。トモ岩への分岐までは誰にも会わなかったのに、トモ岩の展望台へ着いたら団体さんでいっぱいでした。11:40の到着です。
ずっと支えていると進めませんよぉ  団体さんはもちろん中高年。きっと内山峠の方から登ってきているんですね。
 断崖から北側の眺めは、眼下に紅葉が広がっていてとてもすばらしく気持ちよい。展望盤もあり、天気次第では遥か遠くまで見渡せそうです。今回は、紅葉はすばらしかったけど、遠くの山並みは見えずに全てがボーッとしていて残念でした。しかし高いところでの休憩ってなんて気持ちいいんでしょう。
 最高点の行塚山(経塚山)へは、12:45に到着。石祠はあるが展望はよくない。着いて間もなく、さらに何も見えなくなりました。残念ですがさっさと下山です。トモ岩との分岐は13:30に通過。下りは団体パーティーと一緒になったりもしながら、往きと同じ道をたどり、14:25車に戻りました。下りてから雨に降られましたが、登山中は傘も雨具も使わずにすみラッキーでした。
展望なくても寝てても荒船山  下山後はまずテント場の下見に行ってから荒船の湯へ。温泉はかなり加水しているようで、楽しみにしていただけにガッカリ。道平林道わきの河原を本日の幕場と決め、早速焚火の準備をします。流木がいっぱいあり、燃やす薪には不自由しません。道平林道は工事中。去年の集中豪雨で崩れた、その災害復旧工事でした。3月からの工期も明後日の17日までらしい。夕方で工事が終わるとゲートを閉めるとのことで、車をゲートの外に移動。教えてもらって助かりました。土曜日だし、日曜日でゲートが開かなかったら帰れなくなっちゃうところでした。
 焚火の前で山の歌や昔の歌を歌ったりしていると、酔いもまわって楽しい気分満開。
 美味しいもの三昧で豪華すぎる夜でした。この日までは、銛は魚を刺して捕えるものだと思っていました。でも焚火で豪快に肉を焼くものでもあったのでした。そうだったのか~。
正しく楽しい焚き火の夜  夜中にも雨が降り、翌朝からも降ったり止んだり・・・。朝方、犬を連れ猟銃を持った人たちが大勢林道の奥へ行くのを見送りました。そういえば出発してから家に帰り着くまで、ずっと雨は降ったり止んだりでしたね。
 さてさて帰りは観光&買出しです。まず道路わきの家で下仁田ねぎを買い、→生産物直売所でさらに買い物をし、→「道の駅しもにた」でちょうど遭遇した収穫祭のイベントを楽しみ、→「かぶら健康センターかのさと」でお風呂に入り、→「富岡製糸場」でゆっくり社会科見学をし、→藤岡ジャンクションではうどんを食べました。帰りは白菜まるまる一把、下仁田ねぎ、しいたけなどお土産いっぱい盛りだくさん。紅葉、焚火、たくさんの楽しい時間をありがとうございました。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ329号目次