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阿武隈川南沢
澁谷 聡子

山行日 2009年6月27日
メンバー (L)箭内、飯塚、鈴木(章)、土肥、橋岡、森田(温)、澁谷

 出発は26日の夜、日暮里駅と東川口駅に集合し、車2台でそれぞれ新甲子温泉近くのキョロロン村まで。現地で橋岡号も合流し、ちょっと宴会をして仮眠しました。
 翌朝は甲子温泉まで行き、大黒屋より少し下ったところの駐車スペースに車を停め、沢屋に変身して出発しました。大黒屋の前を通り過ぎて、登山道の手前から入りました。南沢出合へのルートは幾つかあるようで、沢に出てから、上のルートを行った人たちに抜かれていたことが判明しました。7時30頃には登り始めていました。
緑に囲まれて気分よし  最初の滝は水流の右側を普通に登り、続いての滝はロープを出してもらい安全第一で登りました。そして・・・。次の滝は大高巻き。右側をずんずん上へ。登る、そして滑る。岩はとても脆くて、すぐに剥がれたり割れたりします。落石はバンバン、下の土はズルズル。高巻きでこんなに嫌な感じで時間がかかったのは、今までにもめったにないかも。上にかなり登ってから左へ大きく巻き、最後は懸垂下降で、ちょうど滝を越えたあたりに降りました。
 その後も大小の滝が続き、全く飽きさせません(飽きる余裕なんて私にはありませんけど・・)。まわりの緑も気持ちがよい沢です。
 二俣を本流である右俣へ。30mの大滝は、しっかりロープを出してもらって登りました。高度感があるのでかなり怖く感じました。
30mの大滝  最後はそう長くない藪こぎで13時30頃には稜線へ出ました。甲子山頂上は13時50分頃。ちょっとビールや、嬉しいグレープフルーツを頂きました。それからは皆もくもくと下山しました。下山には1時間30分はかかっていなかったでしょうか。15時30分には甲子温泉に着きました。
 下山後のお楽しみと考えていた大黒屋のお風呂は15時までとのことで、入れなかったのがとても残念でした。
 ガイド本などには、滝はいずれも直登できるし、巻くとしてもそれほど困難ではない、と書かれていました。以前にも登っているリーダーも「難しくないから大丈夫。お昼すぎには降りていたし。」と言い切っていました。南沢は短いけれど、人数が多いうえに、私がさらに遅かったり、たくさん休憩もしたし、予想以上に時間がかかってしまいました。
 記録にならない報告ですみません。私はかなり余裕がなく、でも楽しい沢でした。貴重な時間をありがとうございました。


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