トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ331号目次

入川赤沢谷
金子 隆雄

山行日 2009年6月27日~28日
メンバー (L)金子、小堀、星野、権

 入川の支流はどれもアプローチが長くて大変だ。アプローチが短くて簡単な沢はないかなと探してみたら赤沢谷があった。沢としてはそんなに面白くはないかもしれないがシーズン初め(とは言ってももう6月の末でちっとも初めではないが)の足慣らしにと計画してみた。メンバーは入会したての2人と古株2人の取り合わせだ。
 金曜の夜に東所沢駅に集合し車で現地へ向かう。その夜は川又バス停の東屋で一杯やってから仮眠する。道路端なので時おり車が通り結構うるさい。
 翌朝、車で移動。国道140号と分かれて入川林道へ入る。夕暮キャンプ場付近の路肩へ駐車しようと思っていたが既に車がいっぱいで停めるスペースがなかった。仕方なく観光釣り場の駐車場へ駐車料金を払って停めることになってしまった。
 ゲートを越えて車道を少し行くと森林軌道跡への分岐があるのだが、この分岐を見過ごしてしまい真っ直ぐ進んで踏み跡を少し辿って軌道跡へ降りる。道幅も広く起伏も少ない歩き易い道を約1時間で赤沢谷出合いに着く。ここにはベンチが設置されており休憩場所になっている。釣師のものだろうと思われる自転車が置いてある。
 赤沢谷に架かる橋から入渓する。この沢は出合いからしばらくは巨岩帯が続く。両岸が立っていないのでゴルジュとは言えない。しかし水流通しに溯行して行くのはちょっと厳しい。滝と言えるような滝はなく、水流通しに拘らなければ特に難しい所はない。右岸に道が付いているので釣師の入渓は多いようだが、沢登りの対象としてみた場合は面白みに欠けるのか溯行者は多いとは思えない。
快適なナメ状を行く  当初の予定では赤沢谷を最後まで詰め上げて股ノ沢林道を下るというものであったが、溯行ペースがちょっと遅いのと、長い股ノ沢林道を下るのは膝の悪い小堀には辛いだろうと思えたので適当な所で打ち切って、明日はこの沢を戻ることにした。昼頃に溯行を打ち切って、新人のための沢での生活技術講習会に早替りとなった。幕場の選定や焚き火の起こし方など等。下流で釣り上げ1匹だけキープした岩魚は塩焼きにして新人2人に食べてもらった。
 翌日、小堀は山道を下るというので途中で別れる。出合いまではそれ程時間はかからなかった。ちょっと消化不良のような沢登りだったと思う。参加者の皆さんゴメンなさい。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ331号目次