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岩手山
箭内 忠義

山行日 2009年8月22日~23日
メンバー (L)箭内、小堀、原口、権

 渡辺さんが裏岩手縦走を計画したので往復を車で一緒に行けるかと思い、岩手山を計画しました。裏の計画といえます。
 しかし、結局、岩手山が4名で行くことになり、渡辺さんたちと、一緒に行くことはできませんでした。同じ地域をそれぞれで行くことになりました。残念でした。
 岩手山の登山口は7ヶ所ほどあるらしい。松川キャンプ場から登ろうと計画し、松川に電話しました。すると、『松川からは長いのでやめたほうがいいですよ。同じく温泉のある焼走りキャンプ場口から登ったほうが絶対いいですよ。年配の人ならなおさらですよ。』と助言されました。
 絶対という言葉を聞き、焼走りキャンプ場からのコースとしました。
 登り4時間、下り2時間半のコースです。岩手山は火山の山なので山全体が溶岩、がれ場です。でも登山口は広葉樹林です。
林の中をいく原口さん  人が少なく静かな登山道をのんびり登っていきます。すると昔のお嬢さんグループに会いました。しばし立ち話し。花を見にきたとのことでした。
 別れてまたしこしこと登っていきました。花を見にねえーっとぶつぶつ言いながら、花の時期だときれいなのかなと思っていました。樹林が切れてがれ場の山容となりました。すると、がれの斜面をピンクの花が風に揺れています。見ると「コマクサ」です。斜面一面に咲いています。驚きました。コマクサはアルプスにだけ咲いていると思ったからです。北の山にも群生しているのですよ。
斜面一面にコマクサが咲いています  コマクサだけを餌とするウスバキチョウという蝶がいます。岩手山もウスバキチョウが生息する地域なのかあ、なかなかよいではないかと思いました。
 都会では、スミレ、パンジーがたくさん栽培されてきた結果フシグロヒョウモンが増えています。本来は南に住む蝶です。
 避難小屋を通り越し、最後の急登を詰めあげると外輪に出ました。
 立っていられないくらいの強風です。暴風、爆風、転倒風といっていいくらいの、身体がねじ伏せられるような強い風です。
 しかし、我ら冒険者は躊躇せず、頂上を目指しました。

強風の中、一歩々歩きます風でほっぺが震えています

 やり遂げた充実感に満たされ下山しました。小堀さんの膝の調子もよく順調にキャンプ場まで戻りました。
 今夜はキャンプ場が貸切りだったので、キャンプ場料金でオートキャンプ場を利用させてもらいました。
 焼走りの温泉に入り、夜は、原口シェフの料理に舌鼓をうち飲んだくれました。
 東北の山はよかです。温泉もよかです。
 次の日は快晴。岩手山が綺麗に見えます。

オートキャンプ場です青空にくっきりと岩手山です

 松川温泉の露天風呂でのんびりです。そして5つ以上露天風呂がある藤七温泉で遊びました。藤七温泉には、また行きたいです。

権さんは混浴には絶対入りません。すくみます。

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