トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ333号目次

三ッ峠
山口 敦
山行日 2010年5月15日~16日
メンバー (L)荻原、菅原、紺野、深谷、渡辺(守)、小幡、星野、永田、大田、YUKI、山口(敦)、原田

 今回は荻原リーダーのもと、三ッ峠屏風岩で2日間にわたり、岩講習をしました。
 初日は到着時間がバラバラだったこともあり、何チームかに適当に分かれての行動でした。千明さんと大田さんは2人で屏風岩の一番上まで登っていたようです。星野さんは紺野さんの特訓を受けていました。初心者組は、トップロープを張ってもらい、一番下で、登る練習をしました。トップロープとは言っても難しい場所もあって、充実していました。
トップロープでの練習  初日の最後に全員で集合し、2チームに分かれ、懸垂下降時の仮固定の方法とATCガイド等のロック機能の付いたビレイ機を使ってのセカンドのビレイの方法を勉強しました。いくら教えてもらっても、見ているだけではほとんど頭に残らないので、家に帰ってからきちんと復習しないとなあ。
 2日目の朝は2人から3人のチームに分かれて、屏風岩の一番上まで登りました。ゲレンデとは言え、初めてマルチピッチを登るという経験で、かなり緊張しましたが、コースは楽しかったです。
懸垂下降準備中  アルパインではとにかくスピードが命、ということを何回も荻原リーダーに言われました。1ピッチ登り終わってから次のピッチを登り始めるまでの一連の流れをスムーズにできないと、すぐに時間が経ってしまうことを思い知らされました。また、セカンドはトップの倍のスピードで登るようにとの指導も受けました。
 お昼からは、アブミを使った人工登攀の体験と練習をしました。最初に荻原さんにお手本を見せて頂いたのですが、とても自分でできる気がしません。千明さんとYUKIさんはこつをつかんだようで半分くらいまで登りましたが、星野さんと私は全く登れず。荻原リーダーにあきれられてしまいました。男組の最後に永田君が挑戦し、最初は危なっかしかったのですが、やはりコツをつかんだようで最後まで登りきり、無事ロープを回収してきました。
アブミを使っての人工登攀  講習を受けた後で、クライミングの本を読んでみると、今まで何が書いてあるのか全く理解できなかった部分がよくわかるようになりました。技術は、座学だけでも駄目だし、講習で教わるだけでも駄目で、両方をバランスよくすることが大事だなと改めて実感しました。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ333号目次