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編集後記

 現在、我家のトイレには日本アルプス総図の北アルプス地図が貼ってあり、用を足しながら見入ってついつい長居してしまいます。ここもあそこも歩いてないな・・・入る度に新たなルートを見つけたりして、行ってみたい、繋げて歩いてみたい、と想いが募るばかりです。夏休みも間近ですね。

(大田)

 このGWは南ア縦走キャンセルして、昨年の5月3日に遭難死した石川県の岳友の1周忌で五竜岳に行ってきました。五竜岳から南谷尾根を1時間くらい下ったところが事故現場でした。「何でここで?」というのが率直な感想でした。おそらく浮き石をつかんだか浮き石に乗ってしまったのか、ほんの小さな不注意が原因なのでしょう。改めて遭難の多様さを思い知らされました。追悼ののち黒部川に下り、小窓から馬場島に抜けるプランだったのですがとても無理で、引き返してきました。

(天城)

 先日、酒屋で『山滴る』という名前の日本酒に出会った。鳥取・日置桜の特別純米生酒であるが、日置桜は何度か呑んだことがあるので、きっとこれも旨いだろうと思って買い求めた。面白い名前であり一升瓶の裏ラベルを見ると「山滴るとは、正岡子規が初めて俳句に用いた夏の季語です。夏山の緑から滴るような清冽な涼味を表現した夏期限定の生酒です。」と書いてあった。へぇーと思い調べてみると、元々は郭熙という北宋の画家の「四時山」という漢詩が原典のようである。

春山淡冶而如笑(春山淡冶にして笑うが如く)
夏山蒼翠而如滴(夏山蒼翠にして滴るが如し)
秋山明浄而如粧(秋山明浄にして粧うが如く)
冬山惨淡而如睡(冬山惨淡として眠るが如し)

うん、この詩なかなかいいねぇ、味もいいねぇなどと思いながらつい呑み過ぎた。

(西尾)

 猫は山を登るのかもしれない・・・。我が家の猫、ポコニャンがロフトで寛ぐために垂直の梯子をよじ登ったのです。(最後の乗越は大変で父親に確保されました)私なんぞ垂直の壁は登れないのに・・・。散歩で使っているハーネスとリードを持って山に連れて行けば一緒に登るのでは?と思ったのですが、ロフトに登ったはいいが、降りれなくなりました!。
いつかポコニャンと山に行きたいなあ~。

(峯川)

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