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石津窪
山口 敦
山行日 2010年4月25日
メンバー (L)佐藤、斎藤(吉)、森田(純)、川崎、菅原、山口(敦)、(原田)、(永岡)、(菅原ひろこ)、(菅原求)

 4月に三峰に入会して、生まれて初めての沢登りに行きました。今回はお試しの原田さん・永岡さんや、菅原さん一家も参加され、大人数でのにぎやかな沢登りでした。リーダーのあきらさん曰く、「今日は簡単な沢だからね。ロープは一応持ってきたけど使わないと思うよ」ということだったのですが・・・。

9:00
 私以外のメンバーは武蔵五日市駅に集合で、タクシーと菅原号に分乗して入渓地点付近まで入りました。私は1本早い電車に乗り、タクシー下車予定地点の千が沢林道の分岐まで自転車で入り、他の人の到着を待ちました。

9:20
 千が沢林道の分岐で合流。身支度を整えて入渓地点まで林道を10分程歩きます。入渓地点からしばらくは順調に進めました。水量は少なかったですが、小さな滝もいくつか越えて、おー、これが沢登りなのね!!

F3 左岸から高巻きしました 10:00 F3・2段12m
 今回の最大の難所となりました。素人目には滝の右側から登れるように見えましたが、高巻きをすることになりました。斎藤さんが先頭になり、高巻きルートを探しましたが、なかなか見つからず、結局、林の中の斜面を強引に登ることになりました。少し登った後、崖の上をトラバースして滝の上に出るルートだったため、ロープを張ったのですが、ロープの途中を固定するとき、やり方がよくわからず、ロープを木の幹に回して8の字結びをしてしまいました。解く人が大変だったと思います。後で、カラビナにインクノットをすればいいんだよ、と教えてもらいました。一つ学習。
 滝の上はなだらかになっており、全員がロープで登って来るまで小休止。「結構厳しいね」という声がちらほらと聞こえてくるようになりました。

F4 2段目 残置シュリンゲを使って登る 11:00 F4・2段13m
 ガイド本によると「2段目は木の根についた残置シュリンゲを利用して登る」となっていました。今も残っていましたが、その本の出版時点で5年前からあった残置シュリンゲなので一体いつからあるのか不明です。斎藤さんがトップで登り、後続はプルージックで確保しながら上りました。プルージックで登るのは、登っている途中に結び目を上げる操作が入り、動きが中断されるのが少し怖く感じました。もっとも、落ちたときのことを考えれば、確保されているに越したことはないのですけれど・・・。

F5 25m大滝前で記念撮影 12:00 F5・25m大滝
 既に入渓から時間が経過し,時間的に厳しくなってきたかなというところで、F5・25mの大滝に到着。斎藤さんが半分シャワークライムになりながら登ろうとしましたが、リーダーから「今日はここで終わりにしましょう」との声がかかりました。時間的に厳しいということと、シャワークライムするにはまだ季節が早いとの判断でした。少し休憩した後、全員で記念写真を撮り撤退を開始しました。

12:30 F4 懸垂下降
 こんな筈じゃなかったというリーダーのつぶやきを聞きながら、先ほどのF4を懸垂下降。お試しで参加の永岡さんは、沢登りはもちろん、懸垂下降も初めてで、緊張した面持ちで降りていました。

13:00 F3 懸垂下降
 先ほど強引に高巻きしたF3も懸垂下降。最後は少しだけ空中懸垂となりました。

13:40
 無事に入渓地点に戻ってきました。お疲れ様でした。リーダーが昼ご飯に用意したソーメンが残っていたので、少し下流の川原で茹でて食べ、少しまったりしてから帰りました。
 まだ寒い季節ということもあって、今回は最後まで行けませんでしたが,これから沢登りの季節なので、是非とも色んなところに行ってみたいと思います。


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