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岩登り・広沢寺 その2
坪松 聖幸

山行日 2010年4月25日
メンバー (L)坪松、大田、星野、永田

 昨年は、仕事が忙しく、体も壊してしまい山に行くことができなかった。今は、体調も回復して元気にはなったが、だいぶ岩から離れてしまったのでもう一度基本に立ち返って練習しようと思い、この例会を計画した。体重も4キロ?くらい増えてしまったが、果たしてちゃんと登れるんだろうか?不安が募る。
 当日、8時のバスが広沢寺温泉入口まであるようなので、15分前に本厚木駅に集合した。去年の今頃は、仕事で結構追い込まれていたなあとおもいつつ、バス停前でみんなが来るのを待ち、おにぎりを食べる。(具は、昆布とタラコ。もちろんコンビニおにぎりです。)今回のメンバーは、久しぶりにご一緒になる大田さん、新人の星野さん、永田さん。(新人といっても、精力的に活動されているお二人である。)全員そろった所で、バスに乗り込み出発。スイカが使えるとは、いまさらながら便利になった。
 温泉入口で下車し、しばらく歩くと懐かしい弁天岩が見える。人がかなり多くて、とても賑わっている様だ。荷物をおろして登る準備をする。まず最初は、星野さんの要望と自分の復習を兼ねて支点の作り方を行ってみる。最初に確保地点に着いたら、残されている支点が使えるか確認し、よければディジーチェーン等を使ってセルフビレイを取り、カラビナとスリングを使って支点を作成し、メインロープでセルフビレイを取る。これを皆さんに一度、体験してもらう。次は、トップで登ったときのセカンドの確保の仕方を練習する。この動作も反復練習する。いよいよ次は、岩を登る事にするが、中央の上まで行くルートはとても混んでおり、一番左のルートを選んだ。以前登ったことがあったので大丈夫?だろう。
 下のほうは、染み出しがあり、嫌な感じだが、慎重に登る。今回は、シングルロープを使用した。どうも足場に不安が残り動きがぎこちなく、簡単な方ばかり選んでしまい、本来のルートをはずれてしまっている。正直言ってとても怖い。時間もかかり、下にいるみんなも心配そうにしているので、ロアダウンしてもらう。以前は、もうちょっと行けたんだけどなぁと思いつつ、大田さんと交代してもらう。大田さんがトップで登ると、とても素早く自分が苦しんだところも難なく突破して終了点まで進んだ。もう、お見事!としか言いようがない。さすがである。やはり、自分は、ルート図もよく見たりせずに昔登ったことがあると思って手順を考え無かったのがいけないようだ。トップロープを設置してもらい、それで登ったが、今度は、難なく登ることができた。星野さん、永田さんも楽しく登られたようだ。自分もしばらくは、トップロープでいいかなと思った。
 次は、軽く食事を取り(またコンビニおにぎり。具は、おかか)中央の一番簡単なところを選ぶ。坪松トップで登らせてもらったが、落ち着いてしっかり登る事ができた。やはり先ほどのルートは、リハビリにしては難しかったようだ。ここにもトップロープを張り、登ったらクライムダウンで降りる練習をしてもらう。傾斜が緩やかなので久しぶりに肩がらみ懸垂の練習もやらせてもらった。首の周りが熱いが手順は、間違えていないはずだ。上まで登ろうかと思ったが、混んでいるので右端のルートを登ることにしてトップロープを張り、各人が何回か登り、ロアダウンをする。ここも簡単で、トップでも落ち着いて登る事ができた。ここにきて最初に岩にとりついたときよりも、感覚と高さに慣れてきたような気がするが、少しは、本日の練習の成果があったのだろうか。今日の練習は、ここまでとし、荷物をまとめてバス停まで歩く。
 本当は、上まで登りたかったのですが、リーダーの練習不足もあり、参加された方々は、満足な練習が出来ずにもうしわけありません。もうちょっと岩の感覚を思い出しながら、頑張って行きたいと思います。


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