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ハイキング・カロー大滝
森田 温

山行日 2010年9月12日
メンバー (L)森田(温)、川崎、鈴木(章)、箭内、小芝、渡辺(智)、原田、[山本(洋)]、会員外4名

 奥多摩駅は予想通りの混雑。事前にK崎さんから「新ハイ」が同じバスに乗るという情報を得ていたので積み残しが出たら困るなと思っていたが、増発便が2台出て第一関門は無事クリア。東日原バス停先の水場で、お試しのY本さん、K芝さんの奥さん、僕の会社の同僚3名を紹介し総勢12名で出発する。
 途中、タワ尾根、水源林巡視路の入口を教えてもらいながら歩いていると小橋が出てくる。これがカロー橋かなと相談しているとY本さんが「ここです」と断言する。事前にネットで調べていたそうで、頼もしい新人に感謝。ここからは奥多摩達人のK崎さんに先頭をお願いする。
 右岸沿いに進むと、いきなり道が二手に分かれる。沢沿いは鉄製の桟橋になっており30m程先で錠付の扉で通行止めになっていたため、やや高捲き気味になっている道を行く。15分程進んだところで、道は斜面をジグザグに急登していく。そんなに高度を上げることはないだろうと判断し、沢に平行しているわずかな踏み跡をたどることにした(黄色テープが木に巻きつけてあった)が、すぐ先でぐずぐずのザレ場となる。アッコさんが下部、K芝さんが上部に踏み跡がないかを探しに行ってくれたがはっきりしない。迷っていると50m程上を2人連れが歩いている。やはりジグザグ道が正解だったようで、引き返して高度を上げることにした。いくつか崩れているような箇所があったが、踏み跡ははっきりしている。標高900mで沢に合流し、ここで休憩とする。休憩中に「新ハイ」グループが通過。聞くと総勢40名で営造尾根を登るという。みなさん確かな足取りで感心する。
 ここからは沢にそってゆっくりと高度を上げる。少し先で下山に使う水平道が合流していることを確認できた。標高1000m地点から道は沢を高捲いていく。これが結構きつかったが、上りついた地点からカロー大滝まではもうわずか。そのまま進むことにする。
滝壺でポーズを決めるW辺さん  そして、目的地の大滝に昼前に到着。大人数でルートミスがあったことを考えるとまずまずのペースで、昼食大休憩とする。すぐさまアッコさんがグレープフルーツ4個を配給してくれた。いつもいつもありがたいことです。大滝はさすがにでかく、迫力十分。むし暑い1日だったが、昼食をとっていると肌寒くなってくる。W辺さんだけが靴を脱いで滝つぼではしゃぐ。
 帰路の水平道は明瞭で、ネタ本通りに快調に進む。途中ガレ場があり、先頭を歩いていたY内さんのすぐ脇に落石が転がってきた。上部に人・動物がいたのかは分からないが、危ないところで助かった。
 バス停には、発車時刻の30分前に到着。案内に書いた「涼しい道」ではなかったが、日原の自然は「こころ安らぐ道」でした。

〈コースタイム〉
東日原(09:10) → カロー橋(09:55) → 沢との合流地点(10:40) → カロー大滝(11:45~12:20) → 東日原(14:15)


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