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その2 沢登り・水根沢谷
土肥 雅美

山行日 2010年7月3日
メンバー (L)土肥、高木、安田、金子、紺野、天内、深谷、斎藤(吉)、渡辺(智)

 夕方から鳩ノ巣キャンプ場で三峰祭、となれば、その前哨戦はやっぱり「水根沢谷」に決まりだ!
 集まったメンバーは「錚々たる」(最近は「重鎮」と言うらしい?)方々ばかりで安心して楽しめそう。
 水根キャンプ場のわきからすぐ沢に降りると思ったとおり水量が多かった。
 4mナメ滝の釜では、シュリンゲをつかんで右岸の被り気味のところを振り子気味にへつってトラバース!って言えばカッコいいのだが水圧に勝てず戻されて、ちあきにトップを変わってもらうとあっさり通過。
 その後もお手ごろな滝が続いて楽しいのだが、シャワークライムの連続で少々寒かった。少々というよりすごく寒かった人も多かったようだ。
 短い滝でも、あんまりの水の多さに普通なら捲こうかなというところだが、後ろの安田さんに「行きます~?」ととりあえず声をかけてみると、躊躇なしに、増水のためスタンスのまったく見えない水流をさらりと登ってしまった(*^^)v・・・三峰の層の厚さに感動・・・ロープを放り上げて渡して確保をお願いする。
 渡辺さんは、今回が初めての沢登りということだったが、終始「K-Kコンビ」の目が行き届き、確保してくれてありがたかった。また、水に慣れてきた頃には、みんながやっとこへつった釜を彼女はドブンと泳いで来ちゃったのでみんなの拍手喝采を浴びた。
 遡行終了点のトイ状半円の滝は、土砂に埋まってしまったのか、それとも水量のためか、全然それとは気づかず、右岸の壁を登ってしまい、お決まりらしい突っ張り登りができなくて残念でした。さらに先まで進もうとしたところで、「もう終わりだよ~!」とコンちゃんから声がかかって、初めてこれが半円の滝だったのか~と気づいたしだい。
 何はともあれ、シャワー!!シャワー!の連続で楽しい沢でした。下山も20分ほどでありがたい。その後、奥多摩で入浴、そして本日の核心部の三峰祭へと突入していったのです。

シャワー!シャワー!連続で涼しさ満喫!

〈コースタイム〉
所要ほぼ3時間でした。ガイド本では2時間~2時間半くらい。でも、この水量とこの人数とこのリーダーですからこんなものかと思います。


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