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ハイキング・源次郎岳
森田 温

山行日 2010年11月21日
メンバー (L)森田(温)、三澤、天城、(成田(千))

 東京からは少々遠く地味な山域なので、参加者がいるかな?と思っていたが、お試しのNさんを含め、無事に例会成立。
 高尾駅発7時26分発の電車内集合の計画であったが、1名乗り遅れで30分遅れの連絡が入る。地図読みルートで、日照時間が短いこともあり、当初予定の恩若峰はパスして、キリガ尾根から直接源次郎岳を目指すことにした。あらかじめGPSにルートを入れていたMさんは、設定やり直しで迷惑を掛けてしまった。
 駅からはタクシーを利用したが、急な予定変更だったため、取り付き地点がはっきりしない。地形図と見比べながらこの林道だろうとあたりをつけてたどっていくと、林道終点でキリガ尾根に到達した。キリガ尾根はネタ本通り自然林の中のすっきりとした尾根で、ところどころで展望もあり、気分が良い。ルートを短縮したため時間的余裕もでき、のんびりと歩く。
 取り付きから2時間強で、源次郎岳と恩若峰を結ぶ尾根に合流する。キリガ尾根方面にはロープが張ってあり「この先作業道」のプレートが掛けられていた。ここからは一般登山道なみに明確なルートとなるが、傾斜はきつくなり、息が上がる。片斜面が切れ落ちた箇所も出てきて、キリガ尾根ののんびりモードから一転するが、ほどなく源次郎岳頂上に着いた。山頂は広く展望も良い。ふたたびのんびりモードになってまったりとする。
見晴らしのよい源次郎岳  ひとくだりで日川峠方面への分岐をすぎ、よく踏まれた尾根を進むと左手に林道が見えてきて降り立つ。嵯峨塩鉱泉への道標に従い尾根を下っていくと拓けた広場に出てきた。
 笹が切り払われたばかりの道を進んでいくと徐々に藪こぎになってきたが、ゴールは近いのでそのまま進み民家脇に出て、バス道に降り立った。正規の登山道よりも300m程下方だったようだが、よしとしよう。
 嵯峨塩鉱泉の日帰り入浴は14時までに受付をしなければならないのだが、ぎりぎりセーフ。事前に聞いていた通り、なかなか趣のある旅館で、ゆっくりと汗を流す。お試しのNさんは温泉めぐりが趣味だそうで、ペットボトルに温泉を詰めていた。
 急遽のルート変更だったが、おかげで晩秋の気持ちよい尾根をのんびりと楽しむことができた。当初計画のコースではもっとせかせか歩くことになり、温泉にも入れなかったことだろう。

〈コースタイム〉
勝沼ぶどう郷駅(09:20) → 【タクシー】 → キリガ尾根取付(09:50) → キリガ尾根(10:20) → 恩若峰稜線(12:00) → 源次郎岳(12:50) → 嵯峨塩鉱泉(14:00)


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