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雪山登山・茂倉岳~谷川岳
飯塚 陽子
山行日 2010年11月27日~28日
メンバー (L)飯塚、金子、小幡、高木、成田(義)、深谷、大田、渡辺(守)、星野、永田、YUKI、永岡、和田

 11月末という中途半端な時期ではあったが、雪山シーズン始めの足慣らしとして雪を狙って例会を出してみた。参加者は、雪を待ちわびている三峰の重鎮&若手の元気なメンバー総勢13名が勢ぞろい!メンバー構成は非常に豪勢であったが、雪は期待外れで、一同ガッカリ・・・。やっぱり積雪には恵まれない山行となってしまったのであった。
 前夜土合駅に集合し、いつもの軽い宴会後就寝・・・のつもりが、結構な盛り上がりとなり、翌日は二日酔いの人も出たようだ(笑)。
 27日は朝から快晴。土合駅より長~い階段を降り、電車に乗って土樽駅へ。朝から眩しい太陽で気分は上々であるが、目指す山は秋模様で、それぞれがバッチリ決めた雪山装備スタイルは、かなりの違和感・・・である。
 それでも13名のパーティーは元気に出発。始めは足並みが揃っていたが、徐々に、俊足派グループとゆっくり派グループの差が広がってしまった。この日は天気、視界共によかったので、それぞれのペースで茂倉岳避難小屋を目指すことにした。
 午後になって、多少ガスッてきて風も出てきたが14:00には全員が、茂倉岳避難小屋に集結できた。
 小屋にはすでにお一人様の先客がいたが、温かく?我々13名を受け入れてくれた(この人数に対抗できるわけないか・・・)。2月頃には小屋全体が上越の重い雪に埋まってしまう為、小屋内には梁がしっかりと取り付けられていて、かなり頑丈な造りになっていた。そんな居心地のよい小屋で、やることといったら、やっぱり宴会しかないでしょう!という訳で、すばやく宴会体制が整えられ、15時過ぎには宴会へ突入~。そして夕食のカレーも無事に食べ終わった後、お酒がなくなった人、酔っ払った人から?順々に倒れていった(寝た)ようである。最後まで起きていた人は誰だったのだろう?!
 翌28日は快晴であった。夜中に吹き荒ぶような風の音が聞こえたので、どうなることかと思ったが、一安心。あたりはまだ薄暗い6:00頃出発し、茂倉岳山頂で日の出を拝む。その後谷川岳山頂まで稜線通しを歩くが、やはり積雪はほとんどなかった。途中の稜線から望まれる初冬の一ノ倉沢は、とても寒々していておどろおどろしく見えた。でも、そんな景色も含め、どの季節にきても色々な表情を見せてくれる谷川岳が、私はやっぱり好きだなーと歩きながら思う。
 谷川岳山頂からは西黒尾根を下山。ここでも俊足組とゆっくり組に分れての下山となったが、冬靴で落ち葉に敷き詰められた尾根道を下山するのは、非常に歩きづらかった。
 ここ数年の傾向として、谷川周辺の積雪時期は年々遅くなっていると思う。谷川周辺で、雪山登山を行うには、1月になってからの方が確実だと思う。
 雪山登山ではなく、秋山ボッカ山行となってしまいましたが、参加されたみなさん、お疲れ様でした。
【温泉情報】
 帰りは、ちあきが探してくれた、源泉かけ流し『仏岩温泉・鈴森の湯』(¥650)に立ち寄った。温泉もよかったし、食事も美味しかったです。お勧めです!

〈コースタイム〉
11月27日土樽駅出発(09:00) → 茂倉岳避難小屋(14:00)
11月28日茂倉岳避難小屋(06:00) → 土合駅(11:30)

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