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沢登り・クドレ沢左俣
樺沢 正樹

山行日 2011年8月6日
メンバー (L)渡辺(守)、(SL)紺野、高木、土肥、成田(義)、樺沢

 武蔵五日市駅から8:01発小岩行きのバスに乗り神戸岩入口で下車、そこから歩いて40分ほどで出合に到着した。
 沢の服装に着替えて、ここから仕事道を辿る。直ぐに道が不明瞭になり、沢の中を行くとまた踏跡が出てきて、それを行くとまた不明瞭に。やっと壊れかけた小屋に到着、ここからは藪と倒木の連続である。
 二俣付近は藪も少なく右俣の方は水量が多くてガイドブックとかなり違っていた。でも間違いないだろうと左俣に入るとさらに藪と倒木の連続でこんな藪沢は初めてだとのぼやきも入る。
 いい加減嫌気がさした頃、正面に岸壁が見えてくると藪も倒木もなくなってすっきりとした沢形になり、やっと沢登りになりそうな地形になってきた。今までの鬱憤を晴らすかのようにどんどん滝を登って行くと直ぐに徳兵衛滝に到着した。確かに登れそうもない綺麗な立派な滝である。

目の前に立派な徳兵衛滝!徳兵衛滝の前でハイチーズ!

 ここから高巻のため左の中岩沢に入ることに。一つ目の滝を簡単に登り、二つ目の滝は渡辺さんが濡れないで登ろうと苦戦していたが諦めてシャワークライムに切り替えると簡単に登ってしまった。紺野さんも続いて登り、残りの4人は有難くロープで確保していただくことになる。
 その上で本流に戻る巻き道は、偵察に行った高木さんが簡単にさっさと行ってしまい、土肥さんは一応恐いとは言っていたが同じように行ってしまった。
 滑ったらお仕舞いという緊張感で嫌らしいという面では本日の核心であったような気もするが、でも落ち口のすぐ上に出られるいい巻き道でした。
 この上の二俣を左に入り藪漕ぎもほとんどせずに、ばてばてで登山道に辿り着いた。
 疲れた身体には登山道も長くハイカーと変わらぬペースで黙々と歩き、最後は愛宕神社の急な石段を下り、やっと舗装道路に到着することが出来た。
 歳のことを言っては失礼ですが、成田さんは私より5歳も先輩なのになんであんなにお元気なのでしょう。私ももう少し頑張れるかなあという気持ちになれます。
 打ち上げは下山にかかる前に登山道から電話で予約した天益で実施した。

〈コースタイム〉
【8月6日 晴れのち曇り時々雨】
神戸岩入口(08:30) → クドレ沢出合(09:10~40) → 徳兵衛滝(11:50) → 稜線登山道(13:30~14:00) → 奥多摩駅(16:30)


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