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笹子雁ヶ腹摺山北尾根~お坊山東南尾根
川崎 恵美子

山行日 2011年11月13日
メンバー (CL)川崎、(SL)渡辺(智)、森田(純)、小幡、(お試し参加 SY、ES)

 紅葉の季節に1度は笹子近辺の山へ行くというのが数年来のお決まりのようになっていた。落ち葉を踏みつつ気持ちよく歩いて、下山したらそのまま笹一酒造へ直行!
 三峰の例会として出すにはそれなりの要素がないと~と自分が過去に歩いた尾根を色々と考えながら繋ぎ合わせてみた。これなら質、量ともに日帰りハイキングとして満足できるかな?って。
 お試し参加のお2人は考えてみたら私が20で産んだ子と30で産んだ子みたいなものだ!自分にはきついだろうが、ここは元気な智世さんにガンガン先頭を行ってもらおうと決めていた。
 甲斐大和駅から道の駅まで国道20号を戻るように歩いて行き、笹子雁ヶ腹摺山北尾根の取付点を探すところから始まった。送電線巡視路なので目印があり助かった。しかし数年振りに見た取付点は、えっ、こんなに最初から急登だったっけ?というくらい自分の目には凄まじいものに見えた。初っ端から四肢をフル回転じゃ先が思いやられる・・・。実際にずっと急登続きできついけど途中で丸い石でできた山の神様に出会えた。最近山でこういったものに出会うと少しほっとするようになった。きっと昔は稜線に早く上がるための生活の道として使われていたのでしょう。その先もずっと急登でやっと鉄塔208号のところに出ると正面に巨大な富士山がこんにちはとお出まし!南アルプスも甲斐駒から順番に全部見えたので休憩がてらしばし山談義に花が咲いた。SYさんはあそこからあそこまで走っちゃったって!
SYさんは南アルプスを全縦「走」したそうだ!  笹子雁ヶ腹摺山の山頂には結局11時前に着いてしまった。朝から晴れ上がり最高のハイキング日和だったためか、狭い山頂は結構な賑わい。先が長い私たちはここでもまたどかーんと大きな富士山にご挨拶だけして前進あるのみだ。
 ここからお坊山までの間は一般ルートではあるけれど間にある山々~米沢山、トクモリとピークを越えていくのでアップダウンの繰り返しが結構きつい。巻き道などは視界に入れずガンガン直登する智世さんの後をESさんがいいテンポで付いていくのを後ろから眺めつつ母の心になっていた。ESさんはお父さんと子供の時から山を楽しんできた子なんだと納得!
 後ろの方ではバタヤンとSYさんがマラソン話で盛り上がりすごい話が聞こえてきたりでびっくり~只者じゃない新人の出現にバタヤンも大喜び、やっぱりあれは愛の鞭だったんだ(歩き始めて間もない頃にバタヤンが自分のロープとテント入りのザックとSYさんのザックを交換。)
 いつもマイペースでしっかりと歩みを進める純子さんを見習おうと思いつつ、自分はまた情けないことを何度も言ってしまい反省。南東尾根のちょっとアヤシイところでは常に軌道修正アドバイスをありがとうございました。
 晴天に恵まれ、みんなの足が揃ったお陰で3つの尾根を繋ぎ合わせた結構長いルートを楽しく歩くことができて本当によかった。

落葉の斜面にシュプールを描く!

〈コースタイム〉
笹子雁ヶ腹摺山北尾根取付点(9:35) → 山の神(10:15) → 笹子雁ヶ腹摺山(10:55~11:15) → お坊山東峰(13:00~15) → 下山(14:55)


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