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石黒山
永岡 恵二

山行日 2011年10月29日~30日
メンバー (L)山崎 、斎藤(吉)、高木、成田(義)、三澤、永岡

 21時30分に東所沢に集合し、一路今晩の宿泊場所の神林道の駅へ。
 早朝6時に道の駅を出発しました。このところ寝不足が続いていた為か、ドライバーには申し訳ないですが、キノコの大収穫を夢見ながら爆睡してしまいました。朝日スーパー林道に入ると、最高の紅葉の見ごろ。このところの山行は本当にラッキー。
 登山口を通り越して、キノコ狩り(登山?)前に、宿泊場所の猿田川キャンプ場に下見に行ってみました。予約が必要でしたが、管理人もおらず、ただ森があるだけのキャンプ場でした。キャンプ場にあった切り株に高木さんが早速ナメコを発見!しかし、下山後に新鮮なものを食べようと、敢えて採らずに、登山口に向かうことにしました。
 いよいよキノコ狩りスタート!石黒山は熊の出現率が高いため、キノコ採りに夢中になり、孤立しないようにとリーダーの山邦さんの指示でパーティーを組むことになりました。三澤さん、高木さん、成田さんのパーティーと山邦さん、もきちさん、自分のパーティー。でも、結局みんなほとんど一緒に行動したので、ほとんど意味はありませんでした。
 登り始めてすぐに登山道の右斜面の木にナメコの群生が!初めての野生のナメコを見て大興奮!スーパーに売っているものとは、サイズが全然違う大きな傘。見るからに美味しそう!急な斜面で取りづらかったですが、成田さんと採れるだけGET!木の上部にもまだ沢山あったが、手が届かないので諦めて次のキノコ場へ。
 少し先に直ぐにまたナメコの群生が!ここはナメコの山だ!先ほどのナメコを入れたビニール袋がすぐに一杯に。先行で歩いている山邦さんや高木さんばかりにキノコを探されては、せっかくのキノコ山行に参加したのだから、自分でも探したいと、2人の前を歩いてキノコ探し。よく見れば、結構いろいろなキノコがありました。キノコ博士の山邦さんに聞くと、全て教えてもらえました。よく間違えるという毒キノコのツキヨダケとムキダケの違いは、ガクを割いて黒いとツキヨダケ、白ければムキダケとのこと。実際に割いてみて、納得。持ってきたキノコ図鑑にも同じように書いてありましたが、やはり実際に体験するとしっかり覚えるものですね。
 もきちさんも珍しいキノコを見つけて、山邦さんに尋ねるとスッポンダケ。早速持参の図鑑でチェック。学名「IMPUDICUS」。「恥知らずのペニス」という意味。それからもきちさんは「恥知らずのペニス」と呼ばれることになった・・・。
 山邦さんが最後尾を歩いていたところ、なかなか後から来ない。少し待っていると、ピィーと鹿の鳴き声。そういえば、登山前に笛の長く一回が危険、OKが2回、キノコ発見がキ・ノ・コで3回とルールを決めていた。キノコがあるといえば、山邦さんが来るのではと、笛を3回吹いてみると、逆に山邦さんが3回笛を吹いている。更にナーメーコーと叫んでいる。もきちさんと2人で声がする方の藪に突入。近くの小さな枯沢の倒木の前で大興奮の山邦さんが。その倒木には大小のきれいなナメコの大群生。今日一番の群生だ!思わず写真撮影。
ナメコの大群生  ほぼ全てのナメコを採りつくして、皆と合流。すると、青くなっている三澤さんが。どうも熊に会ったとのこと。山邦さんを待っていて、少し先に行っていたときに熊に会ったという。山邦さんを待っていたときにピィーという鹿の鳴き声は、三澤さんの危険の合図だったとのこと。三澤さんの中途半端な1回の笛はどう聞いても鹿の鳴き声にしか聞こえず、みんなから大クレーム。
 すっかりキノコ採りに夢中になり、気がつけば、山頂に行くにはそろそろ厳しい時間帯。キノコ採りは少しお休みし、山頂急ぐことにしました。尾根上に三角点があって、山頂っぽくない山頂だった。山頂に向かう途中で見つけたキノコを全てGETして、無事下山。

本日の収穫!

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