山行日　2011年10月15日～16日
メンバー　(L)荻原、佐藤、星野、渡辺(守)

　夜半までの雨は止んだが、空はどんよりして登山口駐車場の地面も濡れている。天候の好転を信じて出発、富士見平小屋を経由して1時間と少しで8合目あたりに着く。登山道から左上10mあたりにある岩の取り付き口で登攀準備していると、いつしか空は真っ青、岩も乾いている。事前岩トレでは雨が続き強運を逃したかと思っていたが、まだ大丈夫なようだ。
　荻原・渡辺組、佐藤・星野組で、荻ちゃんが早速1ピッチ目に取り掛かる。大きなクラックを5mほど登った右からトラバースしてさらに10m、流石になんなく通過。続く私も無事クリア。
　2ピッチ目は私がリード、まだまだリード初心者でドキドキだ。意外に取り付きの右トラバースが難しく、無理せずA0でクリア、その後は15mほど登り中庭到着。3ピッチ目を越えるといよいよクライマックスの大ヤスリ岩。汗と涙のアブミ特訓成果の見せどころだ。お隣の瑞牆山頂には大勢のギャラリーがいて気合も入る(後日ヤマレコのHPに登攀姿がアップされていた)。
　荻ちゃんはあっという間に踏破してしまい、いよいよ自分の番になる。しかし、あれほど練習したのに出だしでもたつく。やはり本番は違う、気がはやり思い通りにいかない。それでもその後ペースを掴むことができて、とにかく上だけを見てひたすら登ると無事頂上に到着できた。
　そこは飛び切り澄んだ青空に突き出た岩峰の頂で、秩父、南アを見渡す絶好ポイント。アブミ攻略成功(？)とともに充実感に浸る。その後は、百名山で賑わう瑞牆山にも登頂して大満足の一日だった。さて、次は。