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高塚山~石老山
川崎 恵美子

山行日 2011年12月23日
メンバー (L)川崎、渡辺(智)、三澤、佐藤

 石老山といえば三峰では宴会の山ということになっている。確か去年の新年会も石老山だった。その近くてお手軽な山の山頂から東尾根を30分ほど下れば高塚山という地味な山があることは知っていたが、その尾根にシモバシラの群生地があるとはごく最近まで知らなかった。
 シモバシラ鑑賞ってあの土を盛り上げる氷の柱を見て楽しむ?のだと思われていたらしい~と智世さんから聞いて~世間はそんなもんかと~苦笑。
 「シモバシラは霜柱でなくシソ科のシモバシラという植物で秋に白い花をつける。冬になり気温が氷点下になると枯れた茎の導管内の水が凍って根本に氷柱ができる」
これがシモバシラ!  高尾7時46分発の普通列車を次の相模湖駅で降り、すぐに三ヶ木行きのバスに乗って寸沢嵐で降りた。まず清光寺というお寺まで歩き、その先に見える鉄塔を頼りに巡視路の取り付きを見つけると半分仕事が終わったような気分になった。
 今日はザックの中に肉や野菜他色々食料が入っているので取り付き探しでうろうろはしたくなかったし~。
 藪っぽい中を進み50号鉄塔まで少し踏ん張りながら登っていくとP554へと連なる尾根に乗れた。すぐ先400m位のところに大きな露岩が出てきたり笹薮もあったりで変化に富んでいて結構楽しめる尾根だ。
 P554の先から方角が変わって痩せ尾根を通過するとそのまま高塚山へと導かれていった。
 山頂だというだけの超地味な山頂だったけど、そこで食べた三澤さんから配られたみかんが美味しかったので、高塚山=みかんとインプットされ記憶に残るだろう。
 さて、後ひと登りで石老山。まだ10時半だからお昼には早すぎるような気がしていたがそんな心配は不要で山頂に着くころには頭の中は富士見鍋に切り替わっていた。
 石老山の手前でシモバシラを思いっきり楽しむつもりだったものの、今年は12月に入っても暖かい日があったためか、想像通りあまりいいのが見られず残念だった。
人数より多いお酒の種類と数!  山頂に着くと寒く、早く暖かい鍋をと早速準備を始めるとあちこちから美味しいワインやマッコリが出てきた!
 雲に隠れて富士見鍋にはならなかったけど大鍋囲んでの年忘れ宴会は楽しかった。
 帰路は予定を変えて顕鏡寺へ下り、相模湖駅へ着くとまだ早いし~駅前ショッピングが始まり、三澤さんが丹沢あんぱんを買うと智世さんも買出し美味しそうだったので私も買ってしまった(胡麻餡が美味だった)。
 近くの蕎麦屋さんで反省会をしてから運よく来ていた東京行きの中央線に乗り込んだ。

〈コースタイム〉
寸沢嵐(8:15) → 清光寺(8:45) → 50号鉄塔(9:10) → P554(9:57) → 高塚山(10:30) → 石老山(11:05~12:50) → 顕鏡寺(13:35) → 石老山登山口バス停(14:07)


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