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編集後記

 本年度から編集委員となり、今回はじめて岩つばめの編集作業をしました。面倒臭がり屋でマイペースのB型の強い影響のせいか、なかなか編集の仕事も覚えず、校正作業も進みませんでしたが、編集委員長AB型峯川さんの度々にわたる細かいアドバイスもあり、何とか無事作業が終了出来ました。「私にもA型の血が少しでも混ざって入ればと・・・」「まして全部A型の血が流れていたら・・・」などちょっとアホなことを考える毎日でした。

【平尾】

 先日訪れた三宅島。過去からの噴火がつくりだすダイナミックな地形があちこちに広がります。ほぼ20年周期で噴火に襲われながら、島に戻り、たくましく生きる面々に力をもらうばかり。ちなみに島は近年、クライミングのコースが数々発掘され、世界的なクライマーにも評価されている新進気鋭のスポットでもあります。ご興味のある方はぜひ!

【山本(洋)】

 奈良・桜井にある三輪山(467.1m)を登った。この山は、山そのものが日本最古の神社といわれる大神(おおみわ)神社の御神体になっており、入山するには摂社である狭井神社の社務所で許可を貰う必要がある。貸与される簡易な小忌衣(おみごろも)を着け、登拝口でお祓いしてから入山する。往復4km程度の山なのだが、御神体ゆえか裸足で登る人も多く、また驚いたことに、山頂近くでは神憑り状態になって痙攣している人までいた。さすが信仰の山。尋常ではない。なお入山中は撮影・喫煙・喫食は禁止である。こういう敬虔な山もあるのだと、とても感動した。

【西尾】

 ふと気がつけば季節はめぐり世間は夏になっていた。そういえば昨夏の今ごろは鳥海山で花とたわむれ歓声をあげていたっけ。
 ここ半年間ずっと屋内でのトレーニングに専念することになり、すっかり山から足が遠のいてしまったにもかかわらず、復帰へのモチベーションが維持できているのは、こうして『岩つばめ』の編集に携わらせて頂いているおかげかもしれない。
 今はただ高山植物のあふれ咲く気絶するほど美しい山々に再び登ることを夢見るばかり。

【渡辺(智)】

 今年の初めは走れなかったので、ひたすらウォーキングをしていました。高田馬場近辺には「戸山公園大久保地区」「戸山公園箱根山地区」「甘泉園公園」「神田川沿遊歩道」と歩くコースがたくさんあります。歩いていると走るのとは違ったものの見え方がするので、「ウグイスカグラ」や「ユスラウメ」といった実を付ける木が何本もあることを発見し甘酸っぱい味を楽しむこともできました。
 3月末に前日我が家に泊まっていただいた別所さんと一緒に「戸山公園箱根山地区」(ちなみにここにある箱根山は標高46メートルで東京23区内の最高点だそうです)へ散歩に行ったとき、双眼鏡や望遠レンズ付きのカメラなどを持った、いかにもバードウォッチングふうの人たちに出会いました。聞いてみると「オオタカ」がいるとのことです。代々木の森あたりから時々飛来し、主に鳩を食べているそうです。よく見ると確かにタカらしきものが学習院女子校との境の林の中の木にとまっています。こんなところでオオタカを見ることができるとは思ってもいませんでした。あたりの生態系の頂点にいるのだから、堂々たるもので、悠々と下界を睥睨しているといった感じです。でもこのオオタカとやらはこちらの公園側ではなく、ひたすら学習院女子校のほうを見続けていました。「お主鳥の分際でなかなか・・・・・・」。

【天城】

 今年は諸事情が片付き、ようやく山に戻れることとなりました。重苦しい日々も過ぎ去り、気持ちを新たにして次のステップに進むべく山に入ることはやはり気持ちがいいです。先日はじめて朝日連峰を登り、帰宅してから朝日軍道や昭和堰などの勉強をして、もう何度か足を向けなければならないと思いました。山は行けば行くほど宿題が出るのです。でも、『山にのめり込み過ぎては…』と周囲の人によく言われますが、ある抜け口が見つからない限りは山を彷徨うかと・・・。

【峯川】

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