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沢登り・トムラウシ川 ~ ヒサゴ沢 ~ トムラウシ山縦走
山崎 邦子

山行日 2012年9月15日~17日
メンバー (L)山崎、高木、深谷、橋岡、和田

 5月に札幌にUターンし、今夏は北海道の野性味ある沢登りコースを何ヶ所か味わったが、ほとんどが日帰り。そこで、大雪山か日高の深い山域で泊まりながらじっくり遡行する計画を例会に出したところ、4名のメンバーがはるばる来道してくれた。
 しかも、今回はあっちゃんが車で来てくれるというありがたい申し出。そうなのだ、北海道は車なくしては二進も三進もいかない。特に山はアプローチや下山に公共の交通機関を利用するなんてことはほとんど無理で、タクシーを利用するにしても呼びにくく、遠くからの配車になるから高料金になる。帰省以来、つくづく関東甲信越の山はアクセスが便利だったなぁ~と実感する毎日だった。
 そんなわけで行き先もかなり悩んだが、北海道の沢やからいろいろ情報を得て、「秘湯・地獄谷温泉に泊まるトムラウシ川~ヒサゴ沢~トムラウシ山登頂~ワセダ沢下降」コースを計画。地獄谷温泉は、虎毛沢の赤湯か祖母谷温泉のようなところらしい。沢中の秘湯に泊まって極楽、周回コースだから車の回収もしなくて楽・・・のハズだったが、山行日が近づくにつれ天気予報が悪化。トムラウシ川は黒部川上ノ廊下とはいかないまでも、大きな川で増水するとかなりヤバいらしい。直前まで天気予報とニラメッコしながら、コース変更や中止も視野に入れながら決行するかどうか悩む。結果、トムラウシ川遡行の1日目は何とか天候が持ちそうだったので、とりあえずトムラウシ川~地獄谷温泉は決行。ただしトムラウシ川に戻ってくる周回計画はやめて、2日目はヒサゴ沢から稜線に出て、3日目は縦走路で下山することにした。しかし、こうなると下山口が登山口とは異なるため車の回収はタクシー頼み。しかしあの林道をタクシーが入ってくれるのだろうか? それよりまずタクシーが呼べるのか・・・等々考えたが、とにかくまずは行ってしまおう!
 9月14日夕方~夜に千明、ハッシー、ワダッチがそれぞれバラバラの便で新千歳空港に参集。あっちゃんは昼にカーフェリーで苫小牧港入りし、空港に皆を出迎えてくれた。私も仕事後、空港にて落ち合う。
 23時近く、道東自動車に乗り十勝清水へ。あまり北海道では高速を使うという習慣がない(下道も高速のようなものだし)。しかし今回のように夜遅く距離もある場合は高速がホントに便利だ。夕張~占冠間は昨年10月29日に開通したばかりで真新しい。対面も多いが、ほとんど車のいない高速を飛ばして十勝清水から「道の駅・鹿追」へ。1時前に到着し、満天の星空を見上げながら少々肥やし臭漂う中で軽く前夜祭。明日はさほど早出しなくてもいいので2時30分就寝。

【1日目・9月15日(土)・晴れのち曇り】
 5時起床し、共装分け、着替えなど準備して6時50分出発。ここから登山口のトムラウシ林道終点まで車で約1時間のはずだったが、途中まで行ってからガソリンが心配ということで新得町まで戻る。が、なかなかスタンドが無い。やっと見つけたが閉まっている!。隣のコンビニに聞くと開店8時だという。あと20分ほどあったが、スタンドに人がいたのでお願いして開店前に入れてもらう。北海道、特に道東や十勝はスタンドがそこかしこには無いので、早めの補給が鉄則だ。
 40分ほどのタイムロスだったが、トムラウシ林道の車止めに9時5分に到着。林道はずっとダートながら道は明確だ。以前はトムラウシ川の入渓地点まで車で入れたそうだが、現在は崩落のため徒歩1時間ほど手前で車止め。我々の他に車は無かった。
 準備、朝食など食べて9時45分出発。さほど藪の濃くないなだらかな林道を進む。10分ほどで「西沢」と呼ばれるパンケトムラウシ川と出合う。この沢もトムラウシ山に突き上げる沢の中で人気があるらしい。いつかは遡行してみたい。
 かつて車が登っていたことを思わせる壊れた標識を見ながら入渓点に11時到着する。水量は比較しようもないが、「川」ならこんなものか?という感じ。ワダッチから「これくらいなら伊藤新道より楽勝。大丈夫ですよ!」という心強い一言。その場で渡渉隊長に決定だ。11時20分入渓。天気はまあまあ、水もさほど冷たくなく快調に遡行する。さすがに渡渉の連続で、ところどころ水勢の強い早瀬などではスクラムを組みながら進む。
 事前情報によれば入渓地点から地獄谷までは3時間~5時間とパーティによってタイムはまちまちだ。もちろん水量や力量の違いによるものだろうが、我々は一応多めに5時間と見ていた。15~16時到着の予想で、休憩を取りながらゆっくり進む。

水勢の強い所も多かったが、河原が広く概ね巻けた温泉が近づくと白い岩壁やナメが出てきた

 右から大きな沢が入る960m二俣を13:20通過。ここまできたらもうゴールは近い、と思いきや、ここからは淵や釜が深くあまり沢中を歩けない。河原も崩落したガレ場だったり泥壁をへつったりと歩きにくく、思ったより時間がかかってしまった。
 やっと1,055m分岐。右俣に入ると前方に温泉の湯気らしきものが見えてきた。川床も白っぽいナメとなり硫黄臭がする。15:10、分岐から10分もせずに地獄谷に到着。川岸のそこかしこから湯気が出て、足元ではボコボコと泥が音を立てて沸騰している。事前情報では右岸にも左岸にも良い幕場があり、オンドル式で寝られると聞いていたが、いまいち様子がわからない。いろいろ見回して、左岸が少し高台になっていたので、そこにテントとタープを張ることにした。
 早速、薪拾いと夕食準備。千明とワダッチは露天風呂作りに躍起だ。残置スコップがある・・・と聞いていたが、そんなものは見当たらず、仕方なくコッヘルで掘ってみるが全くはかどらない。結局、足湯で終わったようだ。
露天風呂掘削中の2名  そんなこんなしていたら、1時間後に札幌の山岳会bmc(バビシェ・マウンテン・クラブ)のパーティ5名が到着。リーダーのK川さんとは顔見知りで、今回も計画決行にあたっては事前にいろいろと相談に乗ってもらった。彼らは明日ワセダ沢を遡行して南沼幕営地、そして縦走路を下山するという計画で、我々より行程が短く、レベル的に少し易しい。
 我々の隣にテントを設置してもらい、焚き火を囲んで一緒に宴会となった。互いの会の紹介や自己紹介をしながらの交流会では千明節が飛び交う。そんな中、ほろ酔い気分になった頃合を見計らって、私はずうずうしくもK川さんにお願いをしてしまった。
「あのぅ・・・もし可能なら、車を回収しに行く際、私たちの車も一緒に回収してもらえないでしょうか」と。bmcパーティは車1台を既に下山口となる短縮コース登山口にデポしてきている。入渓は我々と一緒で同じ所に車を置いているので、デポ車でそれを回収しに行くことになる。その際、一緒に我々の車も持ってきてもらえないかという、とても厚かましい依頼だったのだが、K川さんは「いいよ。でもうまく回収出来なかったらごめん」と了承してくれた。下山後の心配の種だった車の回収が何とかなりそうで、22時過ぎ、心地よく眠りについた。

〈コースタイム〉
林道車止め(9:45) → 入渓(11:20) → 960m二俣(13:20) → 1,550m二俣(15:00) → 地獄谷(15:10)

【2日目・9月16日(日)・曇りのち雨】
 4時起床。やはり地熱が高いのか、サマーシュラフでも暑いくらいだった。雨は降っていなかったが、だんだん白んできても周囲はすっぽりガスの中だ。今日の予報は雨。稜線はかなり悪天が予想されるのでbmcパーティは南沼幕営地に泊まらず、今日中に降りるかもしれないとのこと。我々も最終日の行程を短縮するため、ヒサゴ沢を詰めたら少々長丁場だが南沼幕営地まで行くことにしていた。しかしbmcパーティが下山した場合は幕場で会えないので、テントに挨拶しがてら、K川さんに車の合鍵を渡す。鍵の返却は後日、札幌で会って受け取ることにした。
bmcパーティとの記念撮影  出発前に全員で記念撮影をして6:15地獄谷を後にする。10分ほど前日のルートを戻り1,055m分岐を左俣へ。上流にきたので川幅は狭くなったものの水量は結構ある。左岸からいくつも沢が入るが、ほとんど本流通しで迷うことはない。1,180mの二俣には1時間ほどで到着。トップを行くハッシーが地図を確認しないで水量の多い右俣へ進むのを、後方からあっちゃんと私が叱咤して呼び返す。「こら!分岐では地図確認しなきゃダメ!」。ここは左に入る。30分遡行すると1,215mのヒサゴ沢とワセダ沢の二俣だ。bmcパーティは北沼へ突き上げる左のワセダ沢を登る計画。滝らしい滝は一つしかない穏やかな沢で、当初我々は下降にワセダ沢を使って地獄谷に連泊する計画だった。
 さて、ここで行程をどうするか、しばし迷う。参考情報では、この分岐からヒサゴ沼避難小屋までは約4~6時間とこれまたタイム幅がマチマチだ。今までの我々の所要時間からしてMAXの6時間を見るべきだろう。となると避難小屋着は14時頃、そこから南沼まで約3時間だから到着は17時頃となる。雨もポツリポツリと落ち始め「ワセダ沢にしてしまおうか・・・」という思いもよぎったが、メンバーから「せっかく来たんだから面白い方の沢に行きたい」という意見も出て「じゃ、頑張ろう!」と予定通り右のヒサゴ沢へ。
 最初の大きな分岐、1,280m二俣まではなだらかな傾斜だったが、ここから斜度が増す。右岸に雪渓があり水も冷たくなってきた。1,330m辺りは三俣になるが地図ではよくわからない。左右両側の沢は崖が切り立ち滝となって落ちているので、迷わず真ん中を進む。すぐに40mほどの大滝が現れた。水勢がすごい。ここは左から巻くが、巻きルートが少々わかりにくい。先頭を行くワダッチが踏み跡らしき形跡をたどり左方の岩棚に取り付くが、あまり良くないし遡行する沢から左に外れ過ぎる。私が少し戻って偵察してみると、岩棚の右方に何となく人が登った跡らしき壁があった。「こっちみたいだよ~」と皆を呼び、一足先に登る。足場はあるが崩れやすく逆層気味で微妙だ。ハッシーはフリーで登ってきたが、後続にはロープを出す。その上にもまた15mの滝。ここも左から巻く。
徐々にV字の渓相となり大滝は高巻く  2つの滝の巻きに30分ほどかかり、降り立った1,410m辺りで沢の向きは北へと変わる。270度くらい開けた気持ちのいい場所で、晴れていればさぞ眺めがいいに違いない。しかし今日の景色はすべてがどんよりと雲間にかすみ、目前に迫る岩壁を勢いよく流れ落ちる滝は美しいというより不気味だ。20mほどのこの滝も登れない。左の棚状の小滝を使って巻く。この棚がまた逆層気味のうえ、崩れやすくヌルヌルして嫌らしい。後続への落石に注意しながら慎重に登り、最後の泥壁はワダッチのビレイで私が空身で登ってロープを出す。フィックスする良い木が無く、不安定な場所での引き上げとなったが、沢登りのベテラン揃いだけあってスイスイと登ってくるので心強い。
 沢に降り立ったところで大休止。水量もずいぶんと減り、斜度はあるものの穏やかな渓相となる。最後の巻きは5mの小滝で、右から木をつかみながら直上気味に登る。重い荷物がそろそろ辛く感じてくるところだ。上に出ると階段状の美しい流れとなり、皆から歓声があがる。この辺りからは振り返れば正面にトムラウシが望めるはずだが、残念!
最後の巻きを上がると沢は階段状になる  時間は11時を過ぎたところ。標高的に稜線はもう近い。これは思ったより早く避難小屋に着けるのでは?と気分も高まる。しかし、これが甘かった・・・。稜線直下で沢は何度か分岐したが、GPSチェックではどの沢を詰めても避難小屋に出られそうだったので適当に登りやすい沢を選んで進んだ。ところが徐々に藪が濃くなり煩わしくなる。藪を抜けようと沢筋が途切れたところで右側に上がると、今度は一面のハイマツ地帯に突入。とても前進できるシロモノではないので再度沢筋に戻り、藪漕ぎをしながら左側の別の沢筋に入るが、しばし迷走。やっと1,810mピーク東腹のガレ場に出て藪から脱出する。どうやら沢を左へ左へと詰めて行けばいいところを右側に入りすぎたようだった。GPSでは地形はわかっても、さすがに植生まではわからない。ヒサゴ沼を渡り、ヒサゴ沼避難小屋には12:15に到着した。
ガスって全容がよくわからなかったヒサゴ沼  休んでいるとビショ濡れの登山者が続々とやってきて、あっという間に小屋内がごった返してしまった。ほとんどのパーティが小屋泊まりのようだ。「小屋泊まりにしたいなぁ・・・」という強い誘惑を振り払い、雨の中を南沼幕営地へと出発する。この天候だから全員沢靴のままで行くことにした。
 稜線はホワイトアウト状態だ。風も強い。途中、クワウンナイを遡行してきたがヒサゴ沼避難小屋への分岐がわからず、道を行ったり来たりしているという2人組に出会った。分岐にはしっかりした道標があること告げ、コースを教える。北海道の山は百名山といえども日本アルプスのような明快な登山道は少ない。一般登山道でも悪路が多く、目印もあまり無い。我々も何度かルートをロストするがGPSを頼りに補正しつつ、ひたすら進んだ。巨岩を積み重ねた歩きにくい岩場が随所にあり疲労度が増す。最後の北沼への急登がとどめだった。暗くなったり疲れたりした場合は北沼での幕営も考えたが、トムラウシ山中では指定地以外でテントを張ることは緊急時を除いては禁止となっている。何よりも風が音を立てて吹き荒れる北沼に泊まる気にはならなかった。沼で水を汲み、もうひと踏ん張りしてトラバース道で南沼へ向かう。
 南沼幕営地には16時過ぎに到着。1張りテントはあったが、やはりbmcパーティは下山したようだ。雨風強まる中、幕場を仕切るトラロープを利用してテントとタープを張り、交代で濡れた衣類を着替える。夕食の準備を始めるとやっとテント内が暖かくなりホッと一息。つくづくテントはありがたい。
 夜はずっと雨が降り続き、未明にはかなりの暴風雨となったが、我々が張ったテントとタープは朝までびくともしなかった。あっちゃんは傍らの沼が氾濫してテントが水浸しになるのでは?と心配したそうだが、さすがにそこまでにはならなかったようだ。

〈コースタイム〉
地獄谷(6:15) → 1,180m二俣(7:20) → 1,215mヒサゴ沢分岐(7:50) → 1,280m二俣(8:25) → 大滝高巻き(9:00) → 5m直瀑【最後の巻き】(10:30) → 階段状の滝(11:00) → ヒサゴ沼避難小屋(12:15) → 天沼(14:00) → 北沼(15:30) → 南沼幕営地(16:10)

【3日目・9月17日(月)・曇りのち晴れ】
 5時起床。雨は止んでいたが、今日もガスって視界は悪い。全員一致でトムラウシ山頂はパスすることに。下山もそれなりに長いので朝食をとり7:00出発する。思ったより天候は悪くなく、モヤってはいるものの時折日差しもあって草紅葉が広がる美しい山肌を目にすることができた。
奇岩が林立するトムラウシ公園  さてbmcパーティのK川さんと携帯がつながらないため、トムラウシ公園で作戦会議となった。万が一bmcパーティが我々の車を回送できなかった場合は、トムラウシ温泉に下ってタクシーを呼んで回収しなければならない。それを想定してパワーのあるハッシーとワダッチが先行、温泉コースと短縮コースの分岐にハッシーが待機し、ワダッチが短縮コースを下りて車があるか無いかを確認。無かった場合は登り返すが、あった場合はそのままなので、分岐で待つハッシーは30分待ってもワダッチが登り返してこなかったら短縮コースを下る。温泉コースを下らなければならない場合は、登り返したワダッチが先行で下ってタクシーを呼ぶ。ハッシーは分岐で待機して後続メンバーにそれを伝える。後続の私、千明、あっちゃんは分岐に誰もいなければ短縮コースを下山。ハッシーが居れば温泉コースを下る・・・というややこしそうだが明快な作戦だ。無事回送してくれていますように・・・と願いながらワダッチ&ハッシー、私、千明&あっちゃんのオーダーで下る。
 先頭2人のピッチは速く、後方2人は膝が悪いためゆっくりで、どっちのペースとも違う私は途中から一人下山となってしまった。少々心細かったので熊避け鈴をつける。コマドリ沢分岐からはカムイサンケナイ川を迂回する新道ができていて、かなりの標高を登り返す。きつい登りが終わったと思ったら、今度はグチャグチャのぬかるみの道がカムイ天上まで続き、やたらと疲れた。カムイ天上からやっと歩きやすい道となり、11:20、短縮コースと温泉コースの分岐に到着。そこにはハッシーがぽつんと座っていた。聞くと10分ほど前にワダッチが短縮コースを下って行ったという。あと20分待って登り返してこなかったら車の回収OKというわけだ。11:50になった。ワダッチは来ない。やった~!車があったということだ。
 ハッシーと私は短縮コースを下山し、15分ほどで登山口にゴール。駐車場の一番登山口側に高木ナディア号は停まっていた。K川さん&bmcパーティの皆さんにはひたすら感謝だ(後日、下山が18時過ぎで、それから車を回収してヌプントムラウシ温泉小屋に着いたのが20時過ぎだったと聞き、ますます感謝した次第)。約30分後にあっちゃんと千明も無事到着。キャンピングカーのようにマイカーを改造し、写真を撮りながら気ままに旅しているという関東から来たオジ様が駐車場にいて、我々に挽きたてのコーヒーを入れてくれた。疲れた体に染みわたる深~い味だった。
 林道をトムラウシ温泉まで戻り、国民宿舎「東大雪荘」で3日間の汗を流す。渓谷を見下ろす露天風呂もあり、なかなか良い温泉だ。
 昼食をとるには中途半端な時間だったので、とりあえず新千歳空港へ向かうことにする。往路と同じく道東自動車に乗るが、本州のような立派なSAは無く、高速で食事というわけにはいかない。「北海道の味覚が食べたい!」「ジンギスカン!」「カニ!」と面々からいろいろとリクエストが飛び出るが、時間も場所も限られているので選択肢はそう無い。調べると私が実家近くでよく行く回転寿司の「とっぴー」の千歳店があるらしいとわかり、そこで昼兼夕食&打ち上げとした。
 食後、ハッシーは千歳駅からJRで実家の札幌へ。千明とワダッチは新千歳空港から帰宅。あっちゃんと私は私の家へと、それぞれ帰路に着いた。
 今回は残念な天候だったが、心強いメンバーに恵まれたおかげで悪天ながらも予定コースを踏破できた。遠くまで車で来て、食料買出しを一手に引き受けてくれたあっちゃん、トップを歩いてルートチェックをしてくれたワダッチ、頼もしくボッカしてくれたハッシー、毎度のキャラで場を楽しませてくれた千明に感謝。ちょっとお金はかかるけど、また北海道に来てね!

〈コースタイム〉 ※山崎のタイム
南沼(7:15) → トムラウシ公園(8:00) → カムイ天上(10:50) → 温泉コース分岐(11:20~50) → 短縮コース登山口(12:10~50) ⇒ トムラウシ温泉【入浴】(13:10~14:00)


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