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ハイキング・天城越え
永岡 恵二

山行日 2013年2月2日~3日
メンバー (L)永岡、藤井、天城、勝部、三澤、土肥、高木

 カラオケの定番、「天城越え」を実際に歩いてみたくて、例会に出してみました。

【2月2日(土)】
 9時に修善寺に集合するも、あいにくの雨。バスの時間もあることからゆっくり蕎麦を食べてから出発。
 まずは浄蓮の滝まで、バスで行くことにした。バスを下車して、暴風雨の中、滝まで降りていった。雨のせいで水量が多く、迫力のある滝だった。展望台には、天城越えの歌詞を綴った記念碑があり、そこで、皆々が天城越えを口ずさむ。「あなたと~越えたい~」
浄蓮の滝  暴風雨は一向におさまる気配はなかったが、昼過ぎには低気圧が抜け、晴れになる予想だったので、それまでは、天城越え道の駅で雨宿りすることにした。道の駅には石川さゆりの寝乱れたポスターが貼ってあり、つい口ずさむ。「寝乱れて、隠れ宿、九十九折、浄蓮の滝~・・・」
 予想通り昼過ぎに晴れに変わり、いよいよ天城越えを開始。道の駅の裏手にある井上靖旧邸の横から遊歩道が始まった。雨上がりだったが、それほど道はぬかるんでおらず、歩きやすい道だった。つい、気分が良くなり、口ずさむ「戻れなくてももういいの~くらくら燃える地を這って~」
 2時間ほど歩くと、苔むして、ひっそりと佇んでいる天城隧道に到着。「走水、迷い恋、風の群れ、天城隧道~」ここに来るまで、何度口ずさんだことだろう・・・。記念写真を撮り、トンネルを抜けると、そこは雪国・・・じゃなく、普通の林道でした。すぐに寒天橋に到着。「わさび~沢、隠れ~径、小夜時~雨、寒天~橋・・・」

天城隧道入口にてイマイチだった寒天橋

 そこから30分程度で二階滝駐車場に到着。バスで今日の宿「うるしや」へ向かった。
※河津では滝を水が垂れるということで「だる」と読むらしい

【2月3日(日)】
 今日は天城山を登ろうと思っていたが、時間的に厳しそうだったので、急遽、城ヶ崎自然研究路を歩くことにした。
 バスで河津へ下ったが、来週から河津桜祭りだというのに、全然開花していなかった。
 電車で城ヶ崎海岸下車。まずは城ヶ崎の吊り橋に向かった。街中の人のような格好の観光客の中、原色の派手な山ウェアの集団が異彩を放っていた。
 城ヶ崎の吊り橋から海洋公園を抜けると、そこから城ヶ崎自然研究路が始まる。

自然研究路入口不思議な六角形の岩

 道はよく整備された登山道で、歩きやすく、左手に海岸を見ながら歩いて行った。時折、岩場でクライミングをしている人たちがいた。普段の山と違って、海岸沿いの岩は変わった形をしているのが多く、中でも六角形になっている岩は自然の神秘を感じた。
 3時間程度で、終点の伊豆高原駅に到着。楽しいハイキングでした。
 今回リハビリ山行にお付き合い頂いた皆様、どうもありがとうございました。

〈コースタイム〉
【2月2日(土)】 道の駅天城越え(12:25) → 水生地下(13:55) → 天城隧道(14:25) → 寒天橋(14:50) → 二階滝駐車場(15:20)
【2月3日(日)】 城ヶ崎吊り橋(10:45) → 海洋公園(11:25) → 対馬の滝(13:30) → 伊豆高原駅(14:00)

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