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ハイキング・新潟酒の陣/角田山
高橋 俊介

山行日 2013年3月16日~17日
メンバー (L)高橋(俊)、高木、永岡、他1名

 元三峰新潟支部長としては絶対に欠かせない行事。それがこの「新潟酒の陣」である。ひとりひとりお猪口を配布され、県内蔵元約90社、500種類を超える日本酒が飲み放題の一大イベントである。
 もともとはドイツのオクトーバーフェストを参考に需要低迷する清酒市場を盛り上げようではないかっ!とのコンセプトのもとにスタート、今年で10周年となる。新潟に住む前まで日本酒はどちらかというと苦手であったが、4年前に初めてこのイベントに参加してみて、数々の大吟醸、純米吟醸、を試飲し日本酒に対する概念が一掃され、清酒文化の深さを痛感したのであった。
 そんな熱い小生の清酒への想いに高木さん、永岡さんが応えてくれ、東所沢から一気に新潟県までレガシーですっ飛ばし黒崎PAで仮眠。
新潟酒の陣 会場入り  翌日、会場まで車入りしてしまうと運転できないので関屋浜海水浴場に駐車しタクシーで会場入り。10時開始を見込んで30分前に着いたがすでに大行列。しょぼいんじゃないのぁ~と前日まで言われていたが、この人ごみを見て、皆一気にテンションが上がってきたようだ。
 和太鼓の合図で開場、お猪口とミネラルウォーターを受け取る。銀マットは必須!と説明していたので早々にベースキャンプを確保し、皆、いざ出陣。最初は4人でこれがおいしい、いや、こっちも捨てがたいなどと言い合っていたが、次第にエンジンがかかり始め思い思いで新潟の越淡麗を堪能。午後に入ると更に人は増し、また、あちらこちらでプチ宴会状態。きき酒をしたり、甘酒でお口直しをしたりと延々7時間半飲み続けました(すべての蔵元全制覇をすると、500種類×10ml=5,000ml=5.0Lとなるそうです。どのくらい飲んだのかはご想像にお任せします)。
ベースキャンプ?  試飲なのでお猪口でしか飲めず、グラスでぐびっといきたいと皆のリクエストにお応えして新潟一番の繁華街古町の「おでん処じゅんちゃん」へ。小生の知人1名も加わり2次会へ突入、2時間ほどで切り上げタクシーで海水浴場へ戻るとテントを張って就寝。本日は計11時間飲み続けてました。
 翌朝、晴天で非常に気持ちの良い青空が広がっており計画通り角田山に行くことにした。新潟市内から車で小一時間ほど走らせ、登山口である角田岬へ。
 ここ角田山は8つのコースがあり、今回は一番厳しい灯台コースをチョイス。といっても標高480mで往復しても半日コースなので気楽に登れる里山として新潟市民に愛されている。ところどころ残雪はあるものの軽アイゼンも要らず1時間半で山頂へ。海から登っていくので展望もよく佐渡もうっすら望める。気温も上がっていたこともあってか、途中には雪割草が咲いていた。
 ピストンで駐車場まで戻り、寺泊観光&温泉とこなし、関越が混む前にと帰京と思いきや、永岡さんからまさかの一言が・・・
「酒屋があったら寄ってもらえませんか?」
昨日あれほど飲んだじゃん!との言葉を咬み殺し、知り合いの長岡の酒屋へと出発。
 酒屋に着くと、これがまた、東京に流通していない酒がいーーーーっぱいあって、これも捨てがたい、いや、あれも捨てがたいと苦渋の選択を迫られつつもまたまた購入。チャリーン。
 案の定、関越の大渋滞に見事にはまりつつも、車中では松山千春&郷ひろみの大合唱をしつつ帰路についた。
 みなさん、来年も多数のご参加をお待ちしております。

〈コースタイム〉
【3月17日(日)】 角田岬(9:00) → 灯台コース → 角田山頂上着(10:30) → 出発(11:10) → 角田岬(12:30)

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