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ハイキング・大ナゲシ/秋葉山
さとう あきら

山行日 2013年3月23日~24日
メンバー (L)佐藤、天城、勝部

 三峰創立80周年記念登山の山域として西上州を選定したが、この地域は交通の便が悪い。参加してもらえる人の利便を考え、毎月シャトル便を出し、アクセスの悩みを軽減してもらおうと考えた。今回がその第1弾山行である。
 前夜都内を出発し途中でテント泊。登山口の赤岩橋に車を停め、まずは大ナゲシを目指した。この山は槍ヶ岳のような鋭峰だが、標高に恵まれず登山者の注目度は今一つだ。沢沿いに進むが、途中の赤テープにだまされてしまい、急斜面を這い上がること1回。その後の登山道は明瞭で、2時間半程で赤岩峠に着いた。石祠と大きな根があり、両方に手を合わせる。
大ナゲシの鋭峰  大ナゲシ頂上へは岩場を2つ越える。ロープやクサリがあるが、結構な登りだ。着いた頂上からの展望は岩峰だけありみごとだ。周囲の山々がぐるり一望だ。
 下山後、野栗キャンプ場上部の福寿草群生地へ行ってみる。う~ん、ちょっと時期が遅く、まるで黄色い絨毯のように、という形容詞は付けられなかったが、そこそこ咲いていて良かった。その後南牧村六車のカタクリ群生地も訪問するが、こちらは1週間早いとの事でチラホラ咲いている程度。なかなか花季は難しい。
 その夜は荒船湖入口の公園で幕営し、天城さんの絶品天ぷらに舌鼓を打った。
 翌3/24は霧雨の中、秋葉山を目指す。こちらは岩窟の山だ。岩尾根の下部に大きな岩屋がボコボコと大きく口を広げている。内部には不動明王を始め石碑石仏が祀られ、きっと修験の場だったのだろう。
 2時間ほどで秋葉山の頂上に到着したが、あいにくのガスで展望不良。歩き足りなかったが、これで終了とし帰途についた。

秋葉山の岩窟は巨大だ

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