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山スキー・守門岳
さとう あきら

山行日 2013年4月13日
メンバー (L)佐藤、荻原、深谷、成田、永岡

大セッピを背景にオヤジ万歳@頂上  東洋一の大セッピが現れるという新潟県魚沼市の守門大岳(すもんおおだけ)。その見物に加え山菜も採れれば、と企画してみた。今回は1名のドタキャンが出たものの、永岡氏がドタ参加となり、楽しさを倍増させてくれありがたい。
 関越道を北上し、石打SAにて幕営。翌朝8時に二分登山口からの出発となった。先行者のトレースに導かれながら、快晴の下の登行は快適だ。2時間ほどで保久礼(ほっきゅうれ)小屋に。想像していたよりも小さく古く、外観も薄汚れている。ちょっと期待外れ。ここから尾根はブナ林となり傾斜を増す。
 40分程登るとユビタキ避難小屋となった。屋根まで雪の中だが、こちらはまだ新しそうだ。入口は掘り下げられており、付近にいた地元オヤジは先週ここでビバークしたとのことだった。
 15分程登ると森林限界となり周囲の山々を見渡せる。さらに45分で大岳頂上となった。さすがに大展望だが、足元の大セッピは残念ながら見えない。稜線北隣の山は確かに東側にセッピが張り出し、その先は大きく崩れ落ちている。もう少しよく見えるように自分もセッピのへり側に移動したいのだが何となく恐いので、ず~と手前の方でここが頂上、ということにしてしまった。
快適斜面を深谷嬢が滑る  さあお楽しみの滑降だ。登って来た尾根のすぐ南側のオオクルミ沢に飛び込む。程ほどに柔らかい雪でターンもよく決まりヒャッホー声が止まらない。当初は途中から登りに使った尾根に戻る計画だったが、先行さんは全てそのまま下っているため、自主性の低い我々もそのトレースを追う。次第に尾根は細くなり、標高700m位になると雪はベトベトになり狭い樹間のターンが大変だ。へろへろになり林道に降り立ち、14時半過ぎに車に戻った。
 その夜は道の駅入広瀬に幕営。スキー組を待つ間に永岡氏が採ってくれた山菜を深谷さんが上手に天ぷらにしてくれた。夕日に輝く守門岳を見ながら、おいしい地酒と共に舌づつみを打った。

〈コースタイム〉
【4月13日(土)】 二分登山口(8:00) → 保久礼小屋(10:00) → ユビタキ避難小屋(10:40) → 大岳頂上(11:40) → 二分登山口(14:30)
トレース(上側が登り、下側が滑り)

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