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雪山登山・玉原周辺
鈴木 章子
杉本 弓子

山行日 2013年4月20日~21日
メンバー (L)鈴木(章)、土肥、杉本

【はじめに】【執筆:杉本】
 本山行は、アッコさんが足しげく通う上州武尊エリアと、そのすぐ西側に位置する玉原高原エリアを結ぶ縦走計画である。地図を見ていただくと、この2つのエリア間は明瞭な稜線で結ばれているものの、なぜか登山道にはなっておらず分断されている形。残雪期を狙ってここを繋ごう!というフロンティア精神に胸を踊らせ参加させていただいた。
 しかし道が無いのには理由があるわけで。GW前の軽い足慣らしのつもりだったが、季節外れの大雪にも見舞われ、楽しくもほろ苦い、スリリングな雪山行軍となったのだった。

【4月20日(曇り)】
 朝8:00沼田駅着。改札前で「鈴木様」のカードを掲げた感じの良いタクシー運転手に迎えられる。沼田の河岸段丘は八重桜が満開。よくしゃべる運転手の観光案内を聞きながら40分ほど。車は本来の登山道入口より先の川場スキー場駐車場まで行ってくれた。あらかじめ用意してくれていたようで、運転手さんが地元産りんごジュースを3本くれた。瓶入りで困ったが道中の糖分補給にとプラティパスへ移してザックへ。後で確認したのだが1本200円の高級品。不思議なことにアッコさんといるとよくこういうご利益にあずかる。
 身支度を整え9:00出発。すでにシーズンを終えて閑散としたスキー場のコースを登る。雪はないが山菜にはまだちょっと早い。まったく味気ない登りのはずだったが、しばらく歩くとアッコさんが「ホラあった」と小さなドーナツ型の銀色のモノを拾い上げてみせた。50と書いてあるアレだ。雪解け後のスキー場にはよくあるのよ~と言われ、目を凝らすとあるわあるわ。銅色のアレも穴の開いていない銀色のアレも、最も大きなアレまで!おかげで序盤は下しか見ていなかったがとても楽しめた。お疲れビール3杯くらいのご利益。
春の山菜山行ならぬ○○拾い山行?  リフト沿いに急斜面を上がるにつれ残雪は増し、リフト最上部はすっかり雪山の様相だった。すぐ上に剣ヶ峰山(2,020m)が聳えている。頂上まで道がついているはずだが、登りたくない感じ。我々はこれを左から大きく巻いて、冒頭で述べたバリエーションルートの稜線へ乗ることにする。急斜面の長いトラバースに緊張したが、ここは雪もたっぷりついており難なく通過。しかし行く手に「なんじゃありゃ・・・」と言葉を失うような光景が見えてきた。なだらかな稜線上に、閻魔様のように立ち塞がる獅子ヶ鼻山(1,875m)の岩峰である。出発前日に「一カ所怪しいところがあるから」と個人装備にハーネスが追加されたが、その理由が一目瞭然であった。
 地形図で見ても岩場のゲジゲジ記号は顕著だが、ナマで見る迫力は想像以上。近づくにつれビビる私だったが、ふと頂上に人影を見つけた。大きく手を振ってみるとストックを振り返してきた。3人で空身のようだ。玉原側のスキー場から散策してきたと思われる。ってことは、やはりこのルートは繋げられる。ぜひやり遂げたいと気合が入った。
行く手を阻む獅子ヶ鼻山の核心部  取り付いてみると獅子ヶ鼻山は2つのトンガリ岩からなっていた。前衛は雪がしっかりついていたので危なげなく越えられたが、その次が核心。より鋭く細く、雪は薄い。残置ザイルがあったのでルートはあるようだが、上部の形状が見えずハングしているかもしれない。アッコさんが途中まで登ってみたが安全を期して右(北)から巻くことにした。
 しかし北斜面は、雪こそ豊富だが普通には立っていられないような急斜面だった。後ろ向きの四つん這いでやや下り、その姿勢のまま横ばいでの長いトラバース。立ち木は少なくアイゼンとピッケルだけが頼りの状況にとてつもなく緊張した。だんだんと足下の雪質が固くなりアイゼンが効きづらい。追い打ちをかけるように雪も降りだした。そんな状況下でまさかのアクシデントが起きてしまった。大事に至らなかったのはラッキーとしか言いようがないが、運だけでなくアッコさんの素早い判断と土肥ちゃんの底力が大きい。彼女たちの強さに感動すら覚えた。結局トラバースは中止し、アッコさんが何とか登れそうな岩場をみつけ、上からザイルを出してくれたことで全員無事に難所を越えることができた。
 少し脱線するが、私はというとピンチに冷静でいられたことに自分でも驚いた。自分は何をすべきか、頭がフル回転して勝手に体が動いた。都岳連や三峰のレスキュー訓練のおかげだと断言できる。いや、とっさの肩がらみビレイの姿勢は肩と腰が逆だったし、まったくもって未熟なのだが、ピンチに備える心構えがあるかないか、知識だけでも持っているかいないかでは大違いなはずだ。三峰の皆さんも訓練には必ず参加してほしいし、伝える側にも積極的に協力していかねばと思った次第である。
 さて、無事に獅子ヶ鼻山をやりすごし、痩せた稜線上に何とかテントを張れる場所を見つけて設営。もう16時頃だったろうか。雪は本降りになっていた。ピンチの直後だがテントの中での先輩たちは気丈で明るく普段どおり。それが、とてもありがたかった。

【4月21日(雪)】
 2日目は下るだけなのでのんびり7:30出発。一晩中降り続けた雪は膝下くらいまで積もり、朝もなお降り止む気配はない。ほとんどラッセルの状態で、稜線のゴールである鹿俣山へ。
 玉原スキーパーク最上部に位置する鹿俣山は三角点もある山なのだが、雪に埋もれてどこが頂上か分からないまま、スキー場のリフト降り場にポンと出てしまった。しばらくゲレンデの端っこを歩いて降りていくと、次の分岐点「ブナ平」への道標があり再び樹林帯へと入っていく。
 あたりは玉原湿原を取り巻く快適なハイキングコースのはずだが、ダラダラと地形に特徴がないうえ、積雪のせいで道が完全に消えてしまっていた。ピンクテープを追いながら歩くが、やたらテープがあるかと思えば、突然パッタリ無くなったりして焦らされる。こうなったら地形図でセットしたコンパスの向く方へと、ラッセル&尻セードで直進あるのみ。やがてブナ平の標識が立つ場所へと到着した。
一晩明けたら真冬に逆戻り!?  計画ではブナ平の分岐から北西へ進み、藤原湖畔の長沢橋バス停へ下山の予定だったが、かなり距離が残っているし、あまりにも雪が深いのでエスケープルートを選択することに。南へ30分ほど下ればスキー場のセンターハウスがあるので、そこでタクシーを呼んで沼田でのんびり温泉に入って帰りましょう、と。しかし、わずか30分のルートでまさかのアクシデント再び勃発。ピンクテープが突如消えるのはもうお約束だが、実は我々が所持していた2万5千地形図のプリントはブナ平周辺で途切れており、エアリアマップ(山と高原地図)にコンパスを合わせて突き進んだのだが、一向にセンターハウスが見つからないのだ。アッコさんの簡易GPSで緯度経度を確認し、エアリアマップに当てはめると、まさにセンターハウスの辺りにいるはずなのに、チョロチョロと水が流れる謎の沢に出てしまい呆気にとられた。
 そんな小さな沢地形はエアリアでは判然としない。ここはどこ?これってもしや完全に道迷い・・・? 四方八方は真っ白、ウロウロする間に体も凍えてきた。心も折れかけている。あろうことか、こんな低地で(ていうかスキーリゾートの敷地内で)プチ遭難しようとは!
 また脱線するが、油断大敵と後悔先に立たずが身に染みる体験だった。当たり前だが地形図は必ず全範囲を所持すること!そして決してエアリアにコンパスを当てて突進しないこと!現在地を見失うくらいなら、面倒がらずにピンクテープを探し回る方が賢明だったろう。ああ、バカバカ。
 結局どうしたかというと、幸いにもスキー場の音楽が聴こえていたので(苦笑)、最後は聴覚だけを頼りに必死にラッセルを漕ぎ、命からがら玉原スキーパークに脱出したのだった。ヨロヨロと山から転がり出てきた我々を、レストハウスの客たちがあんぐりと見つめていた。
 とまあ、多くのご利益とご教訓に恵まれ、良くも悪くも集中と緊張が途切れず、充実した山行だった。安全登山への意識がより高まったこともご利益と思える。しかし一番のご利益は、全員がケガもなく無事に生還できたことに尽きる。終わってみればあれもこれも楽しい思い出と笑い合える、明るい先輩たちに感謝!
 山から戻った翌週、さっそくアッコさんから「次は逆から獅子ヶ鼻へ行こうよ!」とお誘いがあった。そして懲りずに同じメンバーで行ってきたので、この続きはアッコさんのリポートでどうぞ。

〈コースタイム〉 ※参考にはなりません
【4月20日】 沼田駅(8:00/丸沼タクシー6,430円)=川場スキー場(9:00) → 獅子ヶ鼻山(12:30) → 稜線上で幕営(16:00)
【4月21日】 幕営地(7:30) → 鹿俣山 → ブナ平 → 玉原スキーパーク(13:50)=沼田駅(16:30/関越交通タクシー6,890円)

<おまけ>
もしものときのバックアップに使えそうな地形図アプリ(iPhone版)を発見したので紹介する。スマホに2万5千地図を表示でき、電波はなくともGPSは拾えるので現在地は把握できる。ただし電池消費に注意。お試しあれ。
■Field Access
http://dendrocopos.jp/fieldaccess/


【番外編】【執筆:鈴木(章)】
後半 玉原周辺 初夏
山行日 2013年6月1日~2日
メンバー (L)鈴木(章)、土肥、杉本

【6月1日(快晴)】
 今回はそんなに急がなくてもよいということで沼田駅9時集合にした。参加者は前回と同じメンバー。沼田駅で待っていた丸沼タクシードライバーも同じ。今回も迦葉山山門前までドライバーの観光案内は続いた。しかし、リンゴジュースのサービスは無かった。タクシーが帰った後、「1本200円もする品、何度も出るわけないよね」と負け惜しみの会話が飛び交う。
 今回は迦葉山から取り付き玉原を抜け鹿俣山から獅子ヶ鼻山ピストンの計画を立てたが迦葉山から尼ヶ禿山迄の距離が思いのほか長かったこと、のんびり歩いたこともあり初日のテント場がブナ平になってしまった。
 山門入口は巨大蝋燭のモニュメント。『マムシに注意』の看板を見ながら歩き始める。ここから本殿下まで車で行けるのでこの参道利用者はほとんどいない。
 朱塗りが剥げた立派だったであろう山門には、どこかで出会ったような胸回りと腹回りの阿吽の巨大な仁王像。少し親近感を覚える。山門を潜り本殿まで小川を4回渡るのだが、どの橋も朽ちはてて穴があいている。基盤の上を1人ずつゆっくり渡る。周りは湿気と雑草で重苦しい。マムシがいても不思議じゃない。それでも、それなりに楽しみながら登ると、本殿下の駐車場へ。
 空気はからから、車も人も多いし暑い。これまでとは別世界。駐車場まで車で行く人がほとんどと言っていたドライバーの話を思い出す。
 本殿は赤い大天狗、小天狗で埋め尽くされている。しかも拝殿前には持ち帰り自由な天狗面(翌年返納の条件付き)が山積。
日本一の巨大な天狗面!  我々も、本殿で参拝を済ませ一番小さな面を各自ザックに納める。さあ、スタート準備OKだが登山口が判らない。どこの渡り廊下を潜るのかお尚様に尋ねる。お尚様の指の先を見て3人爆笑。なるほど!(これは各自で体験して下さい)
 30分ほど登るとお尚台(修行用の小屋)と鎖の着いた胎内潜りに着く。空中作りのお尚台も一見の価値はあるが、隣のチムニー状の胎内潜りは恐怖感を覚える。荷物を置いて全員取り付いては見たものの、先を急ぐからと言い訳をして中断。次回の宿題にしてしまった。登りが続く。今回の行程で一番きつい登り。それでも50分頑張れば山頂。
 昼時でもあり、小さな山頂は、年配の登山者が占領。木陰で、静かで、涼しい所を探すため、我々は、尼ヶ禿山へのアプローチルートに入る。
 広く平らな尾根上に続く道は踏み跡だけが頼り、3人で足を止め、道を確認することも度々。しかし、言葉では言い尽くせない素晴らし自然(ブナ林)の中、我々の声にも負けない『春蝉』の大合唱。チッポケな自分が更に小さく感じる。
 迦葉山山頂から尼ヶ禿山迄の3時間。山菜採りの3名と単独の高齢者男性に出逢った。この単独の高齢者男性にはこの後2回出会う。昼食をしている我々を通り過ごしてから暫くして、地図を持たずに来たので不安になってと引き返し、暫くは我々の後ろを歩く形になった。玉原ダム分岐の指導標前で、我々の今後のコースを説明して、彼はダム方面へと別れた。
 我々は地図上で気になっていた山名の『尼ヶ禿山』での展望を楽しみ、予定通り玉原分岐~東大セミナーハウス方面に向かう。ブナの湧水を汲むために。
 ブナの湧水は立派に管理されていて排水口からコンコンと冷水が流れていた。排水口の上には蛙の置物、首には重い協力金のパイプを提げ。
美しいブナ林が延々と続く  今宵と明日の行動分をザックに収め再度出発。既に16時は過ぎてはいるが日は長く、気分的にはのんびり。ブナ平の分岐に『センターハウス迄80m』の指導標。
「ビールがあるかも」と、荷物を置き行くことにした。
 前回、この辺りで迷子になった我々3名には確認したいことがいくつかあった。が、センターハウスは過去の営業状態、ビールも遠くに消えていってしまった。
 更に、ここで3度目の地図無しおじさんに出会う。『16:25?発沼田駅行き最終バスが何故来ないのか?』
 時刻も既に過ぎているので、私が車で来ているドライバーに沼田まで行かれるのかと尋ねたがそっけない返事。それでもあきらめないアキチャン!
 次に来た犬2頭、家族4人の車に相談。彼らの話では、「バス停はもっと下にありますよ」と、車をUターンして、バスに待ってくれるように走って行って下さった(そんなこと自分でやればいいのに)。
 その後をおじさんが追いかける。その後の彼のことは判らないが、Dパック一つの後ろ姿に、我々は大きなタメ息を吐いた。
 ブナ平分岐から20分でブナ平。全てが平らで幕場が定まらない。雨の心配も無さそうなので空の開けた場所を幕場とした。我々3名のみ、『春蝉』の合唱も止み、内容の濃い一日は静かに過ぎていった。

【6月2日(快晴)】
 4時起床 テントと荷物を林の中にデポ。5:45出発。
 緩い登りを過ぎゲレンデをトラバース。「ここは通ったよね」「ここも確かに通ったよね」を繰り返し、ゲレンデを3つ過ぎると、鹿俣山まで20分の指導標。
 荷物も軽く、無雪期とは、これほども違うのか。と話しながら山頂へ。小さな山頂だが玉原・上州武尊岳は一望でき軽いハイキングには最適。
 これ以上先には行かないと言う土肥さんと山頂で別れ、杉本さんと2人、獅子ヶ鼻山に向かって籔漕ぎに入る。色のあせたテープは所々にあり、確かにここを通る人は昔からいる。が、雪の方が遥かに歩きやすい。だからといって、もがき苦しむ藪ではなく、あと2時間もあれば今回の目的も果せただろうに。
 獅子ヶ鼻山には手の届きそうな距離。山頂を見つめていると色々思い出させる。次回は雪の時期、リフトを大いに活用、上州武尊山を目指し3度目の計画を作ろう。
 帰路は往路を辿る予定だったが、鹿俣山山頂辺りで登山道と合流できず、ウロウロと籔漕ぎをしていると、三角点を発見。登山道からわずかにそれていた。
 登山道と合流後、再び山頂へ。現在位置を確認後、土肥さんと合流するためブナ平方面へ下山。2つ目のゲレンデで合流。彼女の話では、山菜を取っていると眼下のゲレンデを熊が横切って行ったと落ち着かない様子。涼しい所を選び暫く休むことにした。

前回苦労したコースを見つめリベンジを誓うゲレンデからは谷川連峰や玉原湖が一望

 初夏の風に寛いでいると、時間帯が良いのか、高齢者のグループがいくつも通り過ぎて行く。どのパーティーも女性が元気。会話は何時も年齢と健康自慢の話で始まる。
 長い休憩を取った後、我々もブナ平へ向かう。山菜も程々入手。
 ブナ平は観光客の昼食時で込み合っていた。『春蝉』も昨日と同じように、我々の会話もままならぬほど賑やか。早々にパッキングをして長沢山方面に向かう。
 長沢橋方面の下山道は手入れが行き届いていない。下降点手前の林道を最後の休憩地にした。この辺りから、少し大きくなったがウドがチラホラ。食べられそうな部分を取りながら、今は訪れる人も少なくなった道を降る。決して良い道ではないが、かつての往来の多かった名残りはあった。谷を降るコース。
 1時間で車道と合流。その後、車道を山菜を取りながら下ると1時間でバス停。バスが来るまで後30分ある。山菜を分けたり、お風呂の準備をしたりして過ごした。
 バスの中には10人くらいの乗客。お互い不思議そうに見つめる。運転が荒いのか、道が悪いのか、バスはよく揺れた。その後のバス停には誰も居ず、バスのスピードは落ちない。力強く椅子を握りしめ水上駅に到着。
 水上駅にはユルキャラの『おいでちゃん』の歓迎。一緒に写真を撮り、握手をして肩など抱かれたが、「中身は絶対男よねー、力強い握手だったし」と、杉本さんと私。
 水上駅からふれあい館までは徒歩20分。線路脇を歩き始めて5分、『無料レンタサイクル乗り捨て自由』の看板発見。マウンテンバイクもロードレーサーもある。各々好きな自転車に乗り温泉目指し坂道を下った。私が選んだ自転車は子供用だったのか、膝が伸びることなく温泉に着いた。温泉でゆっくり汗を流し、再び自転車に乗り駅へと向かう。17時を過ぎれば駅前の店は閉店準備。1軒だけ開いていたラーメン屋で冷やし中華とビールで下山祝い。
水上の町に溶け込むミス三峰(笑)  ガムシャラに登れる時期はとうの昔に過ぎ、後いくつ登らせてもらえるのか。せめて山への恩返しに一つ一つ丁寧に山を登っていきたい。どんなささやかな小さなピークでも。そんな思いをゆっくり感じる時間を与えてくれる山行。玉原の秋はキノコで埋め尽くされる話もちらほら。まだまだこの山域は私を魅了してくれることは間違いない。
 獅子ヶ鼻山への宿題は残ったが充実した2日間だった。
 迦葉山へは、2年後の再訪問が出来ることを期待している。2年後に大祭があり本堂の奥の不思議堂??へ入れるそうな。勿論、まごころ(お布施)は必要ですが。数年ごとの行事です。お預かりした天狗の面の返納と今回は諦めた胎内潜りも実行しなければ。

〈コースタイム〉
【6月1日】 沼田駅(丸沼タクシー)=迦葉山山門前(10:00) → 本殿(10:40) → お尚台(11:10) → 迦葉山山頂(12:00) → 尼ヶ禿山(15:00) → 玉原分岐(15:25) → 東大セミナーハウス(15:50) → ブナの湧き水(16:20) → センターハウス(16:30-40) → ブナ平(泊)(17:00)
【6月2日】 ブナ(5:45) → 鹿俣山(7:00) → 獅子ヶ鼻山手前のピーク迄ピストン → 鹿俣山(9:40) → ゲレンデ(土肥さんと合流/40分休憩) → ブナ平(11:15~45) → 長沢山(12:00) → 長沢下降点(12:30~40) → 登山口<車道合流点>(13:50) → 長沢バス停(14:30)=水上駅

〈諸経費〉
沼田=迦葉山山門前迄 タクシー:4,990円
長沢橋=水上駅 バス代 :710円
水上ふれあい交流館(入浴料) :550円


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