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沢登り・尾白川鞍掛沢金山沢
CHIAKI

山行日 2013年7月20日~21日
メンバー (L)深谷、金子、小幡、土肥

 ここ数年の豪雨の影響か、沢の様相が変わってしまい、倒木だらけでがっかりさせられることがよくある。
 そこで、近年は行ってみたい沢を1年以内に絞ってネット検索している。
 今回は、南アで人があまり来なさそうな沢を探していたら、H氏のHPがヒットした。H氏のHPは多くの写真と遡行図が掲載されており、ありがたく参考にさせて頂いた。

【7月20日】
 登山口を6:30に出発して8:30入渓。
 尾白川は、期待通りの花崗岩の明るい沢である。大きめな岩とナメと小滝で、小滝はほとんど直登できる。
 倒木もあまりなく、気持ちのいい明るい沢を1時間ほど行くと鞍掛沢、さらに3時間弱で金山沢の出合に到着。金山沢での幕場を探してみたが適当な所がなく、鞍掛沢本流を5分程行ったところに広く平らな高台があったので、ここを幕場とした。

【7月21日】
 2日目は6:15に幕場を出発。
 金山沢に入るとやたらに倒木が多く、楽しさが半減する。沢床もコケでツルツルになり、アクアステルスの沢靴は滑りまくる。
 金山沢もナメ滝なのだが、鞍掛沢より滑っているので緊張する。
 10m~20mクラスの滝が次々と現れるが、ツルツルのスラブ滝で、高捲きを強いられる。
 8:50に今回最大の40mドーム状の滝に着く。垂直でほとんど水が流れていないこの滝は、滝というより城壁のようだ。

8mと20mのナメ滝、簡単そうだけど相当厳しい城壁のような大滝

 この滝を高巻くと水が枯れ、2時間程で2,230mの稜線に出た。
 ここから日向山への稜線は、腐葉土たっぷりのふかふかの登山道で歩いていて何とも気持ちがいい。
 土肥さんお勧めの日向山を楽しみに歩いていたのだが、途中トラバースだと思って捲いた道が、実は錦滝に下山する道で、おかしいと気づいた時はだいぶ下まで下ってしまった。残念ながら日向山は次回のお楽しみ。
 金山沢は、特に特徴のない沢だったが、人があまり入っていない静かな沢で癒し系の沢だった。


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