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ハイキング・志賀山
津田 友紀子

山行日 2013年6月15日~16日
メンバー (L)深谷、高木、飯塚、小堀、土肥、津田

 今回は待ちに待った山菜山行だ。入会以来、春の山菜と秋のきのこを食す山行の話をことあるごとに耳にし、この日を心待ちにしてきた。山菜といえば、私は街中で食べる山菜そばにのってくるような水煮風のものしか食べたことはなく、実はあれが苦手だった。今回の山行でホンモノの山菜の美味しさに感激し、宴会明けの翌日には這いつくばって泥まみれもものともせず採取にいそしんだのであった。自分がこんなに無心で山菜を採るようになるとは意外な驚きであった。
 土曜の朝、ちあき号は6時に巣鴨を出発。インターで高木号と合流し、一路スキーのメッカ、志賀高原へ向かった。
 残念ながらお天気は優れなかったが、山菜採りだけなんだからと宴会前のひと運動で早速志賀山ハイキングスタート。志賀山は前山スキー場のリフト脇から入っていく。
 一行の山菜マスターの皆さんはすぐに山菜を見分けるが、素人の私にはさっぱりわからない。
 しばらく進むと東屋に着き、ここでおにぎりを頬張った。ここにも周囲にネマガリタケがあったので、ちょっと予行演習。
 ここから短い木道となり、しっとりとした湿原のミズバショウを楽しんだ後、鳥居から山に入っていく。こぢんまりとした山頂を踏んだ後は、霧雨が降り出してカッパを着て下山となった。
雲がかかった志賀山  次はいよいよメインのネマガリロードへ。ネマガリタケなる単語も三峰に入って初めて耳にしたので、それを目の前にしても笹薮にしか見えない。コツを教わって採取を始めたが、食べたこともないのでこんなんでいいのかなと思いながら引っこ抜いていった。斜面に腰を落として入っていったが、濡れているせいもあって、このまま下まで落ちたら誰にも見つからないのではないかと時折不安がよぎった。山菜採りで遭難というのもようやく理解できた。
 本日の宴会の分を採り終わったところで、一行は山田牧場へ。ここは牛が放牧されているので、道路わきに巨大な黒い牛が現れたときはびっくりした。
 タープと豪華なキャンプセットのおかげで雨にも負けず快適な宴会となった。まずはネマガリタケを、茹で、焼き、天ぷらとフルコースで味わう。どれもおいしい!ポリポリ止まらない。コシアブラも初めて食べたがほんのちょっと感じる苦味がちょうどよくおいしかった。これは毎年止められないですね。ちあきさんの手料理もおいしく特にフライパンピザは止まらなかった。どれも一番食べたのは私です。
ネマガリ宴会!お酒がすすむ~  翌朝は周辺でゼンマイを採り、冒頭のとおり、お土産用に各自ネマガリタケを採取し、温泉に入って帰宅となった。
 私は翌日から毎日味噌マヨでネマガリタケを堪能したが、高木さんのふっくら天ぷら技を習わなかったことが少し悔やまれた。ぜひ来年こそは。


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