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ハイキング・西上州 神成山(かんなりやま)
さとう あきら

山行日 2014年3月30日
メンバー (L)佐藤、渡辺(智)、西尾、安成、勝部、江村(皦)

不動明王像  当日朝に都内を出発。幸い関越道の流れは順調で9時前に下仁田の上信電鉄南蛇井駅に到着。ここで江村さん、勝部さんと落ち合う。それにしても「なんじゃい」とはおもしろい駅名で、知らない人に言ったら、「それなんじゃい」と聞き返されそうだ。
 下山口近くの空地に江村さんの車をデポし、自分の車で宮崎公園へ。この駐車場に車を置いて雨の中を出発した。
 10分ほど舗装路を歩き、中学校のわきから山道へ入る。ここには神成山の看板もあり、「日本一きれいなハイキングコース」との修飾つき。あいにく今日は視界も悪く、周囲の景色を楽しめないのが残念だ。
神成山頂上のウンコ標本箱前で  山道を数分歩くと、大きな不動明王像が建立されている。眼光するどく、背後の火焔も躍動感がありすばらしい。へらへら歩いていると、「コラッ!」、と言われそうな迫力だ。1時間ほど歩くと標高321mの神成山頂上に到着した。ここにはイタチなどの動物のフンの標本ケースが置かれている。学術的価値は分からないが、お弁当を広げる主ピークにでーんと置かれているのがおもしろい。
 さらに30分ほど歩くと、今回の山行の目的である絶滅危惧種「日本おきな草」の自生地に到着だ。花期には1週間くらい早かったようだが、柵の中では多くの株が紫色の可憐な花を咲かせていた。適切に保護し、普通の路傍の花に戻る時代が来ることを望むばかりである。その後、新堀神社に下山し、2時間の里山ハイクは終了となった。

日本おきな草

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