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沢登り・小櫃川キンダン川
畔上 昌美

山行日 2014年2月2日
メンバー (L)鈴木(章)、(SL)高木、杉本、網谷、畔上

小櫃川は洗濯板  千葉県の沢では有名どころのキンダン川。春から秋はヒルだらけでとても近づけないため、この寒い真冬が適期。
 早朝6:20三郷駅集合、車で亀山湖へ向かう。天気予報では午前中を中心に雨予報。移動中もところどころ雨が降り、どうなることか。
 札郷トンネルを出たすぐ右手の広場に駐車。ここで用意をし、奥にある階段を降りてまず小櫃川へ入渓。まったいらな沢床にうっすらとコケが生えている。これがぬるぬると滑りやすい。水は足首に来るかどうか。
 しばらくすると右手に出合。「キンダン川」と立派な案内板が設置されている。地形図では川回しの穴に水線が入っているが、実際はヘアピン状に蛇行している。川回しは穴が開いているものの崩落がひどい。倒木が多く、またいだりくぐったりを繰り返す。
 昨日の地図読み山行のおかげか、小さな沢の出合でも地図を取り出して現在地確認できた。あとはひたすら蛇行しながらの沢歩き。
 小康状態だった雨が途中で降りだしてきた。千葉だけあって寒いということはない。
キンダン川も洗濯板  いよいよゴルジュ。雨も降って暗い。ここはほぼ水平に地層が見える。壁はもろく、ストックの先でつつくと簡単にボロボロと崩れてしまう。2ヶ所膝上あたりまで水につかるところがあった。
 ゴルジュに入ると地形図を見るのを忘れてしまい、現在地がどのあたりかわからなくなってしまった。歩くことに集中してしまうと、どうしても周囲がおろそかになってしまう。
横にはっきりと地層  「意外と長いゴルジュだな~」のうちはいいのだが、「終了点はもう過ぎちゃった??」と思い始めそわそわしていると、ようやく終了点の赤テープを発見し、ひと安心。
 ここからは作業道をたどり、無事四方木集落へ。空家の軒下で靴を履き替え(私だけは面倒なので沢靴のまま)、舗装道を車へ戻る。  亀山湖畔にある「嵯峨和」という旅館で入浴&食事。入浴料700円だが、食事をすればこの700円は無料とのこと。イノシシ&もち豚の「イトコ鍋」にしたところ、食べきれないほどの量が出てきて、これで1,680円。入湯税が別途150円かかるものの、とってもとってもお得なお店。
 「寒い時でも沢に行きたい!」という沢好きな方にオススメな沢でした~

川回し

〈コースタイム〉
入渓点(9:20) → キンダン川出合(9:40) → ゴルジュ(11:25) → 終了点(12:15) → 県道手前の民家(13:00) → 駐車場(14:09)


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