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ハイキング・天目山(三ツドッケ)~蕎麦粒山
飯塚 陽子

山行日 2014年5月31日
メンバー (L)飯塚、高島、勝部、菅原、大田、森田(温)

 5月31日土曜日の立川7:05発青梅行、乗換えで奥多摩行の電車は、通勤ラッシュ並みの混雑で、奥多摩駅までの約1時間半、立ちっぱなしであった。奥多摩の山の人気度がうかがえるが、この混雑には辟易である。山に登る前に、既にお疲れモードになってしまった。
 さて当日は真夏を思わせるような暑さの中、久しぶりに山に復活してくれたオオマサはじめ、久しぶりに例会参加してくれた勝部さん&菅原さん、新しい仕事に奮闘中の森温さん、若いサブリーダー高島さんという、個性豊かなメンバーが集合した。
オオマサ登場!  また、今日の例会は大栗尾根の予定であったが、小川谷林道通行止めとの情報により、ヨコスズ尾根から天目山~蕎麦粒山を登り、鳥屋戸尾根下山のコースに予定変更したのであった。
 奥多摩駅から増発したバスに乗り込み(ようやく座れた)、終点東日原駅で下車したが、ここもなかなかの人で賑わっていた。
 それでもヨコスズ尾根に入ると、人はいなくなり、まずは一安心。初めの1本は、暑さによりかなりキツく感じられたが、その後は新緑の鮮やかな木々により太陽が遮られ、また時折吹いてくる風にも癒され、気持ちよく歩けるようになった。
 おしゃべりにも花が咲き、順調に一杯水避難小屋に到着。かなり立派で綺麗な小屋であった。次回縦走する時には、ここに泊まってみたい。小屋からは、直登コースを選び登っていくと、すぐにお目当てのシロヤシオが咲き誇っている現場に遭遇。こんなに満開のシロヤシオを見たのは初めてで、メンバーの中には、今日、シロヤシオを初めて見たという人もいて、一同感激してくれたようである。シロヤシオを鑑賞したい人は、この直登コースがお薦めです。

満開のシロヤシオ天目山山頂にて

 その後、稜線に出るまで、シロヤシオやアカヤシオ、ヤマツツジの咲く道はずっと続き、分岐からはアップダウンのある岩稜の稜線を歩き、最後の急登を経て天目山に到着。山頂からは奥多摩の山々が一望でき、今回の山行中、唯一景色が見渡せる場所となった。見下ろす奥多摩の新緑の深い森、そして山々が青空に映えて美しかった。
 天目山からは仙元峠を経て蕎麦粒山へ。蕎麦粒山へ辿る稜線の左側にも、シロヤシオがそこそこあり楽しむことができた。
 蕎麦粒山からは鳥屋戸尾根を下山したが、かなりアップダウンが激しく、笙ノ岩山まではなかなか標高も下がらず、キツイ道であった。この尾根は、トレーニング等で歩くのには、最適だと思われる。メンバーからは、「ただのハイキングじゃないなー」の声もちらほら聞こえる中、下山後の美味しいビールを目指してひたすら下り、川乗橋バス停にゴールイン! 本日のコースを8時間で歩き通し、かなり汗をかきましたが、念願のシロヤシオをたくさん鑑賞でき、またメンバーにも恵まれて、とても充実しました。
 そして下山後は、おすぎチームと「農家ヘムロック」のお店で合流し、ビール&絶品のオムライスを味わうことができた。お互いの山行話や情報交換等で盛り上がり、大満足の締めくくりとなった。
 今回は、おすぎの企画と合流する形で、このような日帰りミニ集中山行?となったが、なかなか楽しかったので、また企画してみたい。

〈コースタイム〉
東日原バス停(9:10) → 一杯水避難小屋(12:00) → 天目山(13:00) → 蕎麦粒山(14:20) → 川乗橋バス停(17:00)


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